【レビュー】Arturiaの最新ソフトシンセPigments 5は、豊富なサウンド&使いやすさの融合で音作りが弾みます。
最終更新日:2024/11/01
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Pigments 5とは?
まずはざっくり説明!Pigments 5ってどんなプラグイン?
Pigments 5は、Arturiaが開発した最新のソフトシンセサイザープラグイン。
すっきりして操作性の良いUIと、無限のサウンドデザインを可能にする1500以上のサウンド、ウェーブテーブル、サンプル音源を搭載。
ワンクリックで直感的にモジュレーション、シーケンス、マクロとエフェクトを操作できる上にCPU負荷も低いのが嬉しいポイント。
音のデザインに革新をもたらすとして、使いやすさと高度なサウンドクリエーションを両立し、プロデューサーの創造性を刺激します。
Pigments 5のダウンロードはこちら
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Pigments 5の詳細はこちらPigments 5の主な特徴
無限のサウンドデザインを可能にする、豊富な収録サウンド
Pigments 5は、豊富なプリセットとウェーブテーブル&サンプルを収録したソフトシンセ。
- ・1500以上のプリセット
- ・4つのアナログ波形
- ・160以上のウェーブテーブル
- ・ボーカルから808ベースまで、幅広いサンプル音源
- ・グラニュラー機能
トラップ、ベースミュージック、EDMからハウス、エレクトロ、Lofi、エレクトロニカ、シネマティックサウンドまで、シンセが必要なすべての音楽スタイルに対応可能。
すっきりして操作性の良い4つのパネル
Pigments 5は、無駄のない4つのスマートな画面で構成されています。
Playタブ
シンプルな表示でライブ演奏に特化したPlayタブ。
2つの並列エンジン内でAnalog/Wavetable/Smaple/Harmonicを変更したり、
2つのフィルター、FX量の調整他、ADSRもこの画面で操作可能。
音作りのベースを作る際にも使えるタブです。
Synthタブ
Pigments 5のシンセの詳細パラメータをいじって音作りをガッツリするためのタブ。
ざっくりですが画面の棲み分けは下記の通り
- 左上:2つのエンジン内でAnalog/Wavetable/Smaple/Harmonicなど音の基盤を選ぶ
- 右上:フィルター
- 中央:LFOやランダムなモジュラー
- 下:モジュラーの詳細
FXタブ
FXタブではA・B・AUXそれぞれ3つずつのFXを組み合わせることができます。
使えるFXの種類は下記の通り。
- Spatial : Delay / Tape Echo / PS Delay / Reverb / Shimmer
- Dynamics : Compressor / Multiband
- Filter/EQs : Multi Filter / Param EQ
- Distortions : Distortion / Bitcrusher
- Modulations : Super Unison / Chorus / Chorus JUN-6 / Flanger / BL-20 Flanger / Phaser / Stereo Pan
シーケンサータブ
シーケンサータブではアルペジエーターとシーケンサーの設定が可能。
特にシーケンサーは各ノートの音階をフェーダー形式で直感的に操作することができます。
マルチコア処理でCPU効率が上がった
どんなにハイテクな機能を搭載していても、音作りをするたびに落ちるようではそもそも使い物になりません。
Pigments 5はマルチコア処理でCPU効率が上がり、非常に軽い使用感。
さすがメジャーなブランドだけあって、安心の操作感です。
Pigments 5を実際に使ってみた!レビュー
豊富なサウンドと使いやすいUIの融合で音作りが弾む!
Pigments 5の売りは、やはり豊富なサウンドと使いやすいUIの融合。
今回は十数種類のプリセットをランダムに呼び出しつつ、パラメーターをいじってみました。
プリセットを読み込む時こそ1秒程度のラグがありますが、それ以外はリアルタイムで録音しながらでもほとんど誤差なくパラメータ調整ができました。
LFOやランダムなモジュラーを各パラメータに割り当てるのもドラッグするだけ、ウェーブテーブルのPositionを変更するのもスライドするだけ、という具合に直感的で使用感も抜群◎
初めてのソフトシンセにもおすすめ!コスパも抜群
以前↓でおすすめのソフトシンセを3つ紹介したのですが、今書くなら4つ目に入れたくなるPigments 5。
搭載されているファクトリープリセット自体ももちろんクオリティが高いですが、自分で0から音作りする場合でも、直感的でわかりやすいUIは、シンセ初心者にもおすすめ。
これだけ使いやすくて音も良いPigments 5、コスパも最強です。
ライブでもしっかり使えるソフトシンセ
バンドなど、人前でパフォーマンスをする機会のある方にとって、DAW音源やソフトシンセを使うのは落ちるリスクがあるのでちょっと怖いものです。
Pigments 5はかなり軽く、スタンドアロンのソフトシンセとしても使えるのでライブを前提にした方でも安心。
画面右下のMacroエフェクトは、それぞれ好きなパラメータをリアルタイムで操作するための4つのつまみ。ライブをしながらでも、宅録をしながらでもつまみを機材に割り当てたり、オートメーションを記録しながらマウスで操作したりすることで、音に変化をつけることができます。
Pigments 5のデメリット
これだけコスパの良いPigments 5ですが、強いていうなら鍵盤系の音が弱いと感じました。
ただこれはおそらく同じArturiaの鍵盤サウンドを集めたAnalog Lab Proとすみ分けがあるからでしょう。
Analog Lab Proは、アナログシンセからデジタルシンセ、オルガン、ピアノ、ストリングスまで、幅広い楽器の音色が含まれたシンセプラグイン。
Pigments 5と比べると0から波形を選んで音作りをすることはできない代わりに、実在する伝説的な鍵盤楽器やリアルなピアノサウンドをDAW内で使うことができます。
ガッツリ音作りをするならPigments 5、鍵盤サウンドも使っていきたいならAnalog Lab Proを選ぶ方が良いですが、比較的他のソフトシンセよりもお手軽な値段なので個人的には2つともゲットするのがおすすめです。
Analog Lab Proの詳細はこちらまとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、豊富なサウンドと使いやすいUIの融合で音作りが弾むソフトシンセPigments 5をご紹介しました。
使用感も抜群な上に音も良いので、長く使っていけること間違いなし!
気になる方はぜひこの機会にチェックしてみてください。
Pigments 5のダウンロードはこちら
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