【シンセ】新感覚コードチェンジプラグイン・Pitch Innovations Fluid Chords
最終更新日:2024/11/06
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コード内の構成音をピッチベンドするようにチェンジするプラグインPitch Innovations Fluid Chords。
お気に入りのMPEシンセと連携することで、簡単にポリフォニックピッチベンドすることができます。
新感覚のシンセ補助プラグインとしておすすめのFluid Chordsを実際に使ってレビューしていきます。
早速みていきましょう!
目次
コード内のピッチを自在に操るPitch Innovations Fluid Chordsとは?
まずはざっくり説明!Fluid Chordsとは?
Fluid Chordsは、コード内の構成音をピッチベンドするように次のコードに移動させるMIDI FXプラグイン。
複数音を同時に、しかも「1つの音は3度上まで、1つの音は8度下まで」という具合に複雑なノートの移動も自動で行ってくれる新感覚のプラグイン。
Pitch Innovations Fluid Chordsのダウンロードはこちら
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Fluid Chordsの詳細はこちらFluid Chordsの主な機能
ポリフォニックピッチベンド
前述のようにFluid Chordsでは、コードを構成する複数音をそれぞれピッチベンドして次の音に到達させるポリフォニックピッチベンドをすることができます。
例えば、単一の音符からコードまで分岐させて滑らかにベンドすることも可能。
独特のピッチエフェクトを使って、今までに聞いた事ない音楽を作ることもできます。
MPE対応のソフトウェアシンセサイザーをホスト
Fluid Chordsでは基本的にMPE対応のソフトウェアシンセサイザーと連携することで、シンセの音を使いつつポリフォニックピッチベンドすることができます。
お気に入りのシンセを使えるのは嬉しいですね。
MPE対応でFluid Chordsで使用できるシンセはこちら
ちなみにMPE(MIDI Polyphonic Expression)とは、個々の音符やノートイベントごとに独立したMIDIチャンネルを割り当てることで、各音符に個別のピッチベンド、音量、タイミングの調整などを行うことができる技術のことです。
複数のパフォーマンスモード
Fluid Chordsでは、8つのボタンにそれぞれコードを割り当てることで、各コード間をピッチベンドで移動することができます。
コードの登録は下記の方法で簡単に行うことができます。
- ・MIDIをドロップ
- ・プラグイン上の鍵盤をクリック
- ・LearnモードでMIDIキーで演奏する
Fluid Chordsを実際に使ってみた
新感覚のコードチェンジが気持ち良い!
早速Fluid Chordsを使って、8つのコードをピッチベンドで行き来してみました。
ピッチベンドのタイムを伸ばすことでより伸びやかで浮遊感のあるポリフォニックピッチベンドができます。
動画中ではオートメーションでタイムを変えているのですが、このタイムとシンセ側のアタックをうまく調整することで弦楽器を弓で弾くような表現も可能。
発想次第でどこまでも新しい音が作れそうなプラグインです。
Scaler2との連携で、おしゃれなコードも一発でポリフォニックピッチベンド
今回はScaler2で生成したコードをDAW上へドロップし、Fluid ChordsをLearnモードON。
あとはMIDIを再生するだけでコードを読み込むことができました。
音楽理論に基づいたコードの提案、音源に合わせたスケールやフレーズの生成など、持っておくだけでめちゃくちゃ便利なScaler2。
Fluid Chordsで使えるMPE対応のシンセ
Fluid Chordsを使うには、MPE対応のシンセサイザーが必要です。
下記がPitch Innovationsに対応しているシンセの一部です。
- Xfer Records Serum
- ROLI Equator2, Strobe2, Cypher2
- Surge XT
- Arturia Pigments 2以降
- SQ80V
- UVI Falcon
- Cherry Audio (Dreamsynth, DCO – 106 etc)
- Spectrasonics Omnisphere (requires manual setup)
- Matt Tytel Vital
- Madrona Aalto
- Audio Damage Quanta
- Logic & Ableton Live stock synths (using Standalone app only)
リストにはないですが、最近筆者も愛用しているMinimal AudioのCurrentも使えました。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はコード内の構成音をピッチベンドするように次のコードに移動させるMIDI FXプラグインFluid Chordsをご紹介しました。
気になる方はぜひこの機会にチェックしてみてください!
Pitch Innovations Fluid Chordsのダウンロードはこちら
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Fluid Chordsの詳細はこちらではまた次回!