【シンセ豆知識】Roland Jupiter-4、80年代のニューウェーブなアナログシンセサイザー| Mercury-4

【シンセ豆知識】Roland Jupiter-4、80年代のニューウェーブなアナログシンセサイザー| Mercury-4

最終更新日:2024/10/30

1970年代後半に活躍したアナログシンセサイザー・Roland Jupiter-4

マイケルジャクソンのスリラーをはじめ、スティービーワンダー、ポールマッカートニ、そしてDEVOなどのニューウェーブバンドまで多くのアーティストに使われたRoland Jupiter-4。

Wikipedaより引用

1970年代末から1980年代初頭にかけてシンセポップを牽引したRoland Jupiter-4は、のちにJupiterシリーズの第一弾。最大4つまでの音を出せるポリフォニックシンセです。同時代の他のシンセ(Yamaha CS-80, Korg PS-3300 Prophet-5 and OB-X)などよりはるかに安かったことで人気のあったモデルです。

現在では考えられませんがサウンドを安定させるためにプレイの30分前には電源をONにしておかなければならず、老朽化した個体はピッチが安定しないまさに初期のアナログシンセ。

ただその欠点でもお釣りが来るような、暖かくて太いサウンドや深くかかるモジュレーション。そしてフィルターを使った幅広い音作りやユニゾンモードなど魅力が詰まったシンセサイザーです。

Roland Jupiter-4を再現したプラグイン | Cherry Audio Mercury-4

太くて温かいアナログシンセサウンドを忠実に

Cherry Audio Mercury-4は、Roland Jupiter-4をエミュレーションしたソフトシンセサイザープラグインです。

実機の欠点である不安定なピッチや、4音までという制限をなくしつつも、実機同様の太くて温かいサウンドやアンサンブルモードを忠実に再現。Tuningをあえて逆に使って不安定な音程を演出することもできます。

実機にはないスペースエコーを搭載

さらにMercury-4は、人気のテープディレイであるスペースエコーを搭載。テープ感のあるディレイとリバーブはもちろんMercury-4との相性抜群。

特にニューウェーブにはディレイタイムを短くしてショートディレイを使ったり、LFOを深めにかけてニュアンスを出すのも◎

リードからベースやパッドまで幅広い音作りができるアナログシンセ・Mercury-4。気になる方は、この機会にぜひ一度試してみてください。

Mercury-4の詳細はこちら

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