【新感覚シンセ】オーガニックの質感と金属的サウンド、一度使うと手放せない | Dawesome MYTHレビュー
最終更新日:2024/10/30
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目次
新感覚シンセがTracktionより発売!Dawesome MYTH
2024年4月、Tracktionより新感覚のシンセが発売されました。革新的な手法でシンセの波形を合成する、まさに新感覚ソフトシンセDawesome MYTH。
今回は早速MYTHを使ってみたので、早速レビューしていきたいと思います。
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サンプリング音源から瞬時にIRIS(目の虹彩)を作り出す
2つの”IRIS”で、サンプル音源を瞬時に再合成
通常のシンセが、選んだ波形に対してエフェクトやモジュレーションをつけて音作りをしていくのに対し、Dawesome MYTHはドラッグ&ドロップしたサンプリング音源を瞬時に再合成して独自のIRISを作ります。
サンプルを使用することで、サンプルの固有の変化や豊かさをシンセに取り入れることができ、よりオーガニックで個性を持ったサウンドデザインが可能です。このIRIS内をグラニュラーのように切り取ったり、IRISの下にあるアイコンパラメータを調整してIRIS自身の音作りをしていきます。
弦楽器の物理的な共鳴と自然な響きをシミュレートしたり、金属的な共鳴によるダイナミクスを模倣するなど、各パラメータを変化させるとIRISの色合いも変化。
洗練されたパッド、アグレッシブな金属音、ズシンとくるサブベース
Dawesome MYTHの斬新な音の合成方法はもちろんですが、なんといっても素晴らしいのはサウンドです。今回はいくつかのプリセットを呼び出しつつ、実際にパラメータを操作してみました。
TracktionといえばDawesome LOVEの影響でパッド系のイメージがありましたが、Dawesome MYTHは洗練されたアンビエントサウンドはもちろん、アグレッシブな金属音、ズシンとくるサブベースなど出せる音も自由自在。
特に動画内で取り上げた1:40~の合成シンセ特有のズシンとくるアグレッシブな低音がなんともたまりません。
パラメータを見ると、合成されたIRISをLFOで周期的にSaw&Square風に再合成、さらにオクターブ下げたものにサチュレーションをかけている模様。言葉にすると複雑に感じますが、実際に音作りをする際にはアイコンで直感的にできて良いですね。
従来通りのエフェクトやモジュレーションも相当充実
新規格の音合成を主軸にしたDawesome MYTHですが、従来通りのLFO/エンベロープ/フィルター/FX等を使った音作りも可能。
各IRISに独立したオシレーターが搭載されており、フィルターを介してさらに2系統のFXを通すことで、かなり複雑な音作りが可能。
OSCやFXなどそれぞれ搭載されている機能もかなりパワフルなものが多いです。
実は昨日TracktionとPlugin Boutiqueが、実際にDawesome MYTHをいじりながらあれこれ解説するライブ配信をしていました。全て英語ですが、使用感の参考になると思うのでぜひチェックしてみてください↓
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