【レビュー・使い方】Softube Empirical Labs Mike-E Compはこんなコンプレッサープラグイン

【レビュー・使い方】Softube Empirical Labs Mike-E Compはこんなコンプレッサープラグイン

最終更新日:2024/03/19

Empirical Labs Mike-E Compは、複雑そうに見えますが、実際はプリアンプ+コンプレッサー&サチュレーターとシンプルな構成。人気のスタジオコンプELI DistressorをSoftubeが再現したプラグインで、ドラムやボーカルなど幅広いトラックに独特の質感を付加しつつ自然に圧縮する事ができます。早速みていきましょう!

伝説のコンプを再現したプラグイン・Softube Empirical Labs Mike-E Comp

プリアンプ+コンプレッサー/サチュレーターという構成

Empirical Labs Mike-E Compは、人気のスタジオコンプELI DistressorをSoftubeが再現したコンプレッサープラグインです。

一見すると複雑そうな見た目ですが、実際にはプリアンプ+コンプレッサー/サチュレーターというシンプルな構成

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DRIVEの量がそのままコンプの圧縮量になるのはFET系コンプの仕組みと同様で、RATIOを1:1に設定することでコンプをバイパスしてサチュレーターとして使用する事ができます。

アナログ的な歪みであるサチュレーターを使うことで、ミックスが格段に良くなります。
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滑らかな圧縮が特徴的なコンプレッサー

サチュレーターとしての1:1での圧縮、後述するNUKEモード以外にEmpirical Labs Mike-E Compには、2:1、4:1、8:1と3種類の圧縮比が搭載されています。どの圧縮比もソフトニーなのでより自然で滑らかな圧縮が可能です。

3種類の強調モードとNUKE設定

Empirical Labs Mike-E Compには3種類のEnphasisモードが搭載されています。

Softube公式より引用
  • HFモード (High Frequency): 高音域が柔らかく、テープのようなより温かくてクリーミーなサウンドに。
  • HF2モード: HFモードと同様の高音域強調が、コンプレッサー回路全体に適用されます。つまり高音域をトリガーにして圧縮されやすくなります。
  • LFモード (Low Frequency): 逆にコンプに入る高音域が削られることで、高音域をトリガーにした圧縮が少なくなるモードです。コンプレッサー回路のみに影響します。

さらにRatioには、NUKEモードと呼ばれる非常にアグレッシブリミッターモードも搭載。ドラムのルームマイクなどにおすすめのかなり強めの圧縮です。

Softube公式によるEmpirical Labs Mike-E Compの使い方

Softube公式がマニュアル内にて紹介しているEmpirical Labs Mike-E Compの使い方の一部をご紹介します。

Soft Clip & Tape Emulation | ソフトクリップ&テープエミュレーション

意図的にクリッピングした状態を作ることで、テープのサチュレーションをゲットしましょう。

Ratioを1:1に設定、ドライブを調整してToasty LEDがピーク時に点灯するようにします。Mix Dry/Compは10。HFモードでエンファシスを有効にすることで、高周波数がより早くクリップされ、ピークが和らげられノイズも減少します。

筆者のコメント

シンセやギターなどのトラックにサチュレーションを付加するのにとてもおすすめの設定です。同じ設定+ハイパスをONにすると、図太くてパンチのあるスネアサウンドを作るのにもうってつけ。

Snare Compression | スネアを圧縮する

RATIOをNUKE、ミックスを10、ATTACKを0.9ms、Releaseは1に設定。

すべてのLEDが点灯するまでドライブを上げます。あとはMixコントロールを1に戻しながらDRY音を混ぜていき、さまざまなミックス量を比較してみましょう。

筆者のコメント

強めに圧縮したWET音と原音を混ぜ合わせるパラレルコンプレッション(ニューヨークコンプレッション)を使ったベーシックなスネアの圧縮方法です。スネアなどのトランジェントが強い楽器にはEmpirical Labs Mike-E Compの早めのアタックが非常によく合います。アタック音を捉えて圧縮することで、ボディの鳴りやディテールをより引き出す事ができます。

Softube Empirical Labs Mike-E Compを実際に使ってみた

今回はEmpirical Labs Mike-E Compを、定評のあるドラムへの使用に加えてボーカルとエレピにも使ってみました。

Empirical Labs Mike-E Compをボーカルに

プリアンプのGAINを多少上げて、ENPHASISモードをHFに、遅めのアタックと早めのリリースに4:1の中程度の圧縮でボーカルに使ってみました。

Empirical Labs Mike-E Compのパンチのあるプリアンプとサチュレーターにより付加される、ざらざらとした質感はボーカルに存在感を出すのにおすすめ。ソフトニーによる自然な圧縮なのでかけた時にあまり変化を感じませんが、外すと物足りなくなるという不思議なコンプレッサープラグインです。

Empirical Labs Mike-E Compをドラムバスに

Distressorといえばドラムバスといっても過言ではないくらい。ハードを忠実に再現したEmpirical Labs Mike-E Compもドラムバスとの相性が抜群。

Ratio8:1とNUKEでかなり強めに圧縮して、パラレルコンプレションで原音をブレンドしました。高音でなっている金物が圧倒的に存在感を増し、低音やタム類も前面に出てくる感じを受けます。

こちらの動画も参考になります。

デジタルぽくなりがちなドラムの打ち込みも、活き活きしたミックスへと昇華可能。

Empirical Labs Mike-E Compをエレピに

Ratio1:1でテープサチュレーターとして使ってみました。気持ちの良い程よい歪みから、Preampを使う事でかなり強めのサチュレーションまで幅広い音作りが可能です。ギターやシンセ、Ratio1:2など弱めの圧縮でピアノに使って音に厚みを出すのにもおすすめです。

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