【2分でわかる】マスタリングとミックスの決定的な違い・各作業内容も解説

【2分でわかる】マスタリングとミックスの決定的な違い・各作業内容も解説

最終更新日:2024/04/12

意外と知らないミックスとマスタリングの違い

DTMを始めて、ある程度曲が書けるようになると知識として入ってくるのが「ミックス・マスタリング」という言葉です。

もしあなたが、

  • ・音楽をデータとして書き出したい
  • ・配信したりCDやレコードにしたい

なら、避けては通れないミックスとマスタリング。

今回はそれぞれの違いについて、わかりやすく解説していきます。

ミックスは音のバランスを整える工程

曲の完成後、1つ目の作業がミックス(ミキシング)

ミックスとは、楽器ごとの音の大きさや左右の位置など、音のバランス全般を調整するプロセス。曲が出来上がって最初に行う作業がミックスです。

シンプルな音の大きさ以外にも、

  • ・キックとベースの棲み分けを調整
  • ・EQを使って不要な音域をカット
  • ・ボーカルが音抜けするようにアナログコンプで圧縮
  • ・空間系のエフェクトを使って、曲中で浮いたスネアを馴染ませる
  • ・デジタル感が抜けないDTMの打ち込みをサチュレーターで緩和

などなど多くの作業がミックス中で行われます。

ミックス次第で曲の聞こえ方が全然変わるので、DTMでせっかく1曲作ったなら是非とも挑戦してみてほしい工程です!

ミックスの参考になる記事の一覧はこちら

マスタリングは50%が洗練作業、残りがリリース準備

一方でマスタリングは、ミックスでバランスの整った曲をさらに洗練させてリリースの準備を完了させる工程です。そのためマスタリングは、ミックスの後に行います。

「ミックスはスピーカー内で音のバランスを調整し、マスタリングは音をスピーカーの外に広げる作業」というふうによく言われます。

マスタリングの洗練させる作業とは?

具体的に音楽的なマスタリングの作業としては、

  • ・EQを使って曲として、属するジャンルとしてのバランスを調整する
  • ・バスコンプでトラック同士をより滑らかに接着する
  • ・ステレオイメージャーで音に広がりを持たせる
  • ・リミッターでクリッピングを防ぎ、適度な音圧を確保する

ざっくりこういった作業が当てはまります。

マスタリング時のリリース準備とは?

マスタリングの際に行うリリース準備としては、

  • ・どんな再生環境でも問題ないバランスを作る
  • ・リリースされるプラットフォームに合わせて音圧などを調整して書き出し
  • ・著作権情報などの設定

ざっくりこういった作業が当てはまります。

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