Thermalレビュー | サチュレーションからディストーションまで!DTMerのための感覚的な歪み系プラグイン

Thermalレビュー | サチュレーションからディストーションまで!DTMerのための感覚的な歪み系プラグイン

最終更新日:2024/08/09

激アツな直感的ディストーション/サチュレーター・Output Thermal

DTMに必要な歪みとサチュレーションが1つに集約

Output Thermalは、DTMに必要な歪みとサチュレーションが1つに集約されたプラグイン。

とにかく気持ちの良い19種類の歪みとエフェクトを組み合わせつつ、モダンなコントローラーを直感的に操作することで、幅広いサウンドデザインが可能。

今回はThermalを手に入れたので、実際に使いながらレビューしていきたいと思います。

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19種類の歪みを最大3つ混ぜ合わせる

19種類の歪みを3つのステージでミックス

Thermalは、最大3つのステージを使って音作りすることが可能です。

1つのステージ毎に、1つの歪みと1つのエフェクトを使用でき、ステージが影響を与える音域も設定可能。

サチュレーション的な軽い歪みから、押しつぶしたような激しいディストーションまで、全19種類の歪みを搭載。

Thermalが1つあれば、DTMで使用するあらゆる歪みに対応できると言っても過言ではありません。

各ステップとマスターに9種類のエフェクト+強力なFeedbackエフェクト

Thermalは、各ステップで1つずつ、さらにアウトプット直前で2つのエフェクトが使用可能。

シンプルなディレイやフェイザーの他に、デジタル的な音の劣化を再現するbit reducerなども使用可能。

さらに各歪みに搭載されたFeedbackエフェクトを使うと、ディレイのような単音の反復が加わり、よりトリッキーなサウンドデザインができます。

直感的なXYマクロで、動かした値をオートメーションすることも可能

Thermal最大の特徴は、オレンジ色のとてもモダンなXYフェーダー型のコントローラーです。

2つのマクロノブは、あらかじめThermal内のノブにドラッグ&ドロップで紐付けることでオレンジ部分の操作がパラメーターに反映されます。

例えばmacro1を、driveとディレイフィードバッグの2つのパラメーターに、macro2をディレイタイムと別の歪みに割れ当てることで、UIを操作すると4つのパラメーターを一気に変化させることが可能。

さらにmacro1を増やした際にdriveは上がり、ディレイフィードバックを下がるように設定すると、歪が強くなるにつれてディレイは弱まり、クリーントーンに近づくにつれてディレイを増やすという処理が1つのツマミで可能。

このようにThermalは、ただの歪みというよりも、使い方や組み合わせ次第でかなり幅広い音作りができるプラグイン。とてもおすすめです。

独立した2種類のLFOで、周期的に音を変化させることも可能

前述のコントローラーの他に、Thermalは独立した2つのLFOを搭載。

コントローラー同様に好きなパラメーターを紐づけることで、周期的に音に変化をつけることが可能。

Thermalを実際に使ってみたので、レビュー

ちゃんと使える歪みが揃っていて、しかも扱いやすい

今回はプリセットを使わずに、歪みを追加してコントローラーやLFOに紐付けつつ、パラメータをいじってみました。

歪みについては、軽めのものから、デジタル的な気持ちの良い歪み、アグレッシブなFOLD系までいろいろ揃っています。

ヴィンテージの再現系のプラグインの中には、味はあるけど使いにくいものもありますが、ThermalDTMで使って気持ち良いサウンドが作れる歪みが集まっている印象。

個人的には808のキックにアグレッシブな歪みをつけて潰したようなサウンドにするのに最適だと思いました。ドラム系のバーチャルインストゥルメントは、少し歪みを加えることでリアルな質感が生まれるので、歪み加減も感覚的に調整できるのは良いですね。

かっこいいだけじゃない、モダンなコントローラー

各パラメーターとモダンなXYフェーダー型コントローラー、LFOとの紐付けもとても簡単で、、直感的にいろいろ試せて◎

動画の中でもやっていますが、ThermalでDriveを紐づける場合、同じマクロにマイナス方向のOutputを紐づけておくと音量が一定に保たれるので安全です。

このコントローラーは同社のPortalでも使用されていますが、見た目がかっこいいだけでなくて、使用しているステージの数や歪み具合によってデザインが変わります。なんとなくNarutoの九尾を思い出すのは僕だけでしょうか笑

初心者からプロまでおすすめのThermal

最後に、もう一つ個人的に嬉しかったのは、Masterセクションのコンプレッサー。針形式のメーターがついているので、視覚的にどのくらい圧縮されているかが把握しやすくThresholdの設定がやりやすいです。

ディテール画面は一見すると複雑に見えますが、1つずつ追っていくと非常にシンプル。使いやすい歪みが豊富に入っていたり、Thermal標準のプリセットもかなり優秀なので、DTM始めたてで、トラック品質をワンランク上げたい方におすすめ。

加えてXYフェーダーでの操作は、そのままオートメーションとして記録できるのでミックス段階など、細かい調整で曲を仕上げていくときにも非常に役立つプラグイン。初心者からプロまでおすすめのプラグインです。

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