【バスコンプ】SSL本家のNative Bus Compressor 2を、実際に使ってレビュー
最終更新日:2024/11/11
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目次
プロも使ってるバスコンプ・SSL Native Bus Compressor 2
バラバラのトラックに使いたい”バスコンプ”って何?
バスコンプといえばSSLというくらい、超人気なのがSSL Native Bus Compressor 2。 そもそもバスコンプとは、複数のトラックをまとめるために使われるコンプレッサーのことで、ミックスバスやボーカルをまとめたボーカルバスなどに使ってトラック同士を接着(グルー)します。 せっかくミックスしたのにトラックがバラバラに感じられるときにぜひ試したいプラグイン。
SSL Native Bus Compressor 2は、SSLコンソールに搭載されたG-SeriesコンプをSSL本家が自らエミュレートしたプラグイン。
↑以前こちらの記事内でも取り上げた、おすすめなバスコンプの1つです。
今回は実際にSSL Native Bus Compressor 2を手に入れたので、レビューしていきたいと思います。
SSL Native Bus Compressor 2のダウンロードはこちら
SSL Native Bus Compressor 2の詳細はこちら
SSLバスコンプを使ってみたので、レビュー
動画あり!実際に使ってみた
今回は、3つのバストラック(ミックスバス、ドラムバス、ギターバス)にSSL Native Bus Compressor 2を使ってみました。
動画では、ドラムバスとギターバスにバスコンプを使った状態で、ミックスバスのバスコンプON/OFFを比較しています。
ドラムバス
まずドラムバスにバスコンプを使う際に注意するべきことが1点。それは必ずサイドチェーンハイパスフィルター(S/C HPF)を使うことです。なぜなら、ドラムパスの中で1番音が大きいキックの音にあたる低音位をコンプのスレッショルドから外しておかないと、常に基準にKickが使われ、不自然な圧縮になってしまいます。
今回は、バスコンプの基本的な設定であるRatioを2:1、Release Auto、HPFで100Hzをカットした状態でメモリが0.5くらいに達するような弱めの設定。
トラック全体にまとまりが出つつも、隠れていたハイハットのリリース部分が少し強調されていい感じに仕上がりました。
同じバスコンプとしてよく使われるShadowHillsは、高音域がきらびやかになる印象ですが、今回使ったSSLバスコンプの場合はタイトに仕上がるような感じがします。
Shadow Hills Mastering Compressor Class Aの詳細はこちら
ギターバス
今回はギターのバッキング2種類とメインリフ1種類を1つにまとめたギターバスにもプラグインを使ってみました。
特にギターのバッキングはしっかりグルーして、背景サウンドとしてなじませたかったのでメモリが2.5位になるようにバスコンプとしては少し強めにかけています。
SSLバスコンプではドライウェットのミックス調整もできるので、もう少し強めにかけた上でウェットを減らすパラレルコンプレッションすることも可能。
ミックスバス
ミックスバスはすべてのトラックが集まるバストラックなので、他のトラックよりやや慎重に設定する方が◎
ドラムバスの時と同様にHPFで低音をトリガーしないようにしつつ、Ratioを最小値の1.5に設定。メモリが0.5動く程度になるように、スレッショルドを下げていきました。
今回動画に載せたのがこの部分の比較 だけでしたが、OFFの時はバラバラに感じたトラックがプラグインをオンにするとまとまりが出るのがわかるかと思います。
ちなみにボーカルバスに対して、バスコンプを使う場合にオススメなのは、 真空管コンプレッサーであるMuを再現したUADのバスコンプManley Vari-Mu。温かみを加えつつも滑らかに仕上がります。
Manley Vari-Muの詳細はこちら