【Soundtoys】RadiatorとLittle Radiatorの使い方・解説

【Soundtoys】RadiatorとLittle Radiatorの使い方・解説

最終更新日:2024/01/18

今回はSoundtoysの定番サチュレーションプラグインRadiatorをご紹介します。

Little Radiatorはなんと無償配布中なので今すぐゲットしておきましょう!

それでは早速見ていきます。

Soundtoys代表のサチュレーションプラグインRadiatorとは

Radiatorは、60年代に一般的に使われていたALTECの真空管アンプ「1567A」をモデリングしたプラグインです。

実機の1567Aは5つのINPUTを持ったアンプ兼ミキサー。

マイクを5本同時にさせる爆発的な馬力の持ち主です。

実機のaltec 1567aには5つのインプットに合わせて5つのGainがあります photo from https://retrogearshop.com/
実機のaltec 1567aには5つのインプットに合わせて5つのノブがあります photo from https://retrogearshop.com/

現代でもマニアに人気な1567Aは、30万円以上でも美品を見つけることが難しいヴィンテージの機材

Radiator
プラグインのRadiatorには、もちろんノブが5つもありませんね!

つまりSoundtoysのRadiatorは、ヴィンテージ機材をシミュレートした、真空管特有の温かみが得られるプラグインです。

Radiatorの詳細はこちら

Radiatorの使い方

早速ですが、Radiatorには大きく2つの使い方があります。

・サウンドデザインに使う

・ミキシングに使う

それぞれ見ていきましょう。

使い方① 真空管の温かみを生かしたサウンドデザイン

DTMにおける温かみの必要性

Radiatorの大きな特徴として、クリーントーンから激し目のディストーションまで幅広い音作りができます。

通常の歪みのようなDriveのつまみはないのですが、Outputを下げ、Input、Bass、Trebleのつまみを上げるとしっかりと歪みます。

個人的にオススメなのは、

Inputを上げたRadiatorの後に、Inputを上げていないもう一つのRadiatorを置き、2つのRadiatorで作り出すクランチサウンド。

これはスティーヴィーレイヴォーンが、チューブスクリーマーを2つ繋げて、素晴らしい歪みを作った方法

今回のRadiatorには、後述するLittle Radiatorがついてくるので(2022年12月28日現在)、2つ組み合わせてみても面白い音作りができそうです。

またBass、Trebleを使ったEQ的な音作りでは、Vintage EQやコンプを使う時のようなプラグイン特有のクセが乗ります。

そしてこのクセを乗せるというのが、Radiator2つ目の使い方につながります。

使い方② サチュレーションを使ってミキシングに

サチュレーションプラグインとは、アナログな機材独特のクセや、ニュアンスを加えるものです。

トラックに通すことで、デジタル臭さを消したり音を前に出したりすることができるので、サチュレーターは現代のミックスに必須のプラグインとなっています。

そして今回のRadiatorとLittle Radiatorもサチュレーター。

実際にRadiatorを使うとどういう風に音が変わってミックスに影響するかを検証したので、こちらの記事も参考にしてみてください。

サチュレーションについてはこちらで詳しく解説しています。

Radiatorを選ぶメリット

Radiatorを選ぶメリット
EchoBoyもMIX100%にすればサチュレーションプラグイン

SoundtoysのRadiatorを選ぶメリットは、自然に温かみを加えられること

サチュレーションプラグイン、という大きな選択肢としては、WavesfactoryのCassette、同じSoundtoysであればDecapitatorなどがあります。

どれもサウンドデザインには非常に重宝ですが、

ナチュラルな真空管のサチュレーションを加えたい場合には、Radiatorがオススメです。

ちなみにRadiatorは、Dirty ProjectorsHalf WaifのミックスエンジニアをしているDavid Tolomeiなどのプロも愛用しているプラグイン。

具体的なセッティング説明などはないのですが、Half Waifのミックス前後の曲が比べて聴けるので「ミックスって本当に大事だなあ」と思わされます。

Radiatorを選ぶデメリット

幅広い音作りに使えるプラグインを探し中の方には、Radiatorは少し物足りないかも。

幅広いサチュレーターならCassetteDecapitator、FabfilterのSaturn2などがおすすめです。

こちらの記事では、Radiatorを含むおすすめのサチュレーターを7つ紹介しています。

Little Radiatorは、まったく別の音

1566AのモデリングプラグインLittle Radiator

SoundtoysのLittle Radiator
SoundtoysのLittle Radiator

現在年末セールで無料配布されているLittle Radiator。

つまみが減り、ぱっと見Radiatorのミニマル版に見えます。

実際はAltecの「1566A」という型違いの真空管アンプをシミュレーションなので、音のニュアンスが異なります。

販売元がOFFにして発売した、Biasスイッチとは?

公式動画にも説明ありますが、Little RadiatorにはBiasというスイッチがあります。

忠実な1566Aの音はONにした時なのですが、特徴的すぎるのでデフォルトでOFFになっています。

ONにすると「これでもか!」というくらい倍音が付加されます

が、この倍音がドラムとの相性抜群です。

詳しくはこちら↓

Radiatorの収益は100%非営利団体へ寄付されている

100% of each Radiator purchase will be donated to not-for-profit organizations as a way for Soundtoys users to help people in need.

Radiatorの購入金額の100%が非営利団体に寄付され、Soundtoysユーザーが困っている人を助ける方法の1つです。

公式サイトによるとRadiatorの購入金額の100%が非営利団体へ寄付されているそう。

ウクライナからの避難民を含む40カ国以上で紛争や災害によって生活を破壊された難民を支援する団体への寄付だそうです。

Radiatorだけに温かさをみたいなことだったりするんでしょうか?ありがとうSoundtoys!

まとめ

いかがだったでしょうか。

「自然にサチュレーションを加える」

「真空管の温かみほしい」

などの要望にしっかり答えてくれる最高のサチュレーターRadiatorのご紹介でした。

Radiatorの詳細はこちら

それではまた次回!

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