【おすすめ】バスコンプにもエンハンサーにもなるTube-Tech Blue Tone。Softubeの新プラグインをレビュー
最終更新日:2024/11/06
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目次
Softube Tube-Tech Blue Toneとは
ボーカルもマスターバスも、使うだけでプロサウンドに
Tube-Tech Blue Tone は、マルチバンド圧縮とEQを搭載した音質改善プラグイン、つまりエンハンサーです。2024年1月にSoftubeよりリリース。
ボーカルやマスターなど、様々な楽器に使える8種類のモードを設定するだけで、プロサウンドに仕上がる超絶チートプラグイン。
ボーカルのこもった感じ、ベースの抜けない感じなど、操作はつまみを回すだけ。
伝説的なマルチバンドコンプ&EQをベースにして作られた
Tube-Tech Blue Toneは伝説的な2つのアナログ機材をベースに開発されました。
- ・マルチバンドOPT系コンプ Tube-Tech SMC 2B
- ・Tube-Tech イコライザー Mk II
2つの真空管を使ったアナログ機材をベースにしているため、トラックに温かみのあるサチュレーションを付加することが可能。
ボーカル、ミックスバス、ドラム他、さまざまな目的に使用できます。
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Tube-Tech Blue Toneの詳細はこちら簡単に音が良くなる魔法のようなTube-Tech Blue Tone
8種類のエンハンサースタイルで幅広いシーンに対応
Tube-Tech Blue Toneには楽器やシチュエーションに合わせた、8つのモードがあります。
ボーカルの複雑なEQとコンプの処理をしなくても、Tube-Tech Blue Toneだと一発で抜けるサウンドが作れます。まさに魔法のようなプラグイン。
2種類のボーカルモードの他にもミックスをグッと良くするMixBusや、ローエンドの粒ダチを揃えるBASSモードなど。実際にすべてのタイプを使ってみましたが、Tube-Tech Blue Toneを取り入れるとミックスがかなり楽になります。
それぞれのモードは下記の通り。
- Vocal Clarify: 低域コントロール、明瞭さの強化、若干のディエッシング、ミックス内の周波数の重なりを減らし、クリアな音質を高めるイコライゼーション。
- Vocal Focus: 高い比率でのハードコンプレッション、ディエッシング、中域のプレゼンスを高めるイコライゼーション。
- Mix Bus: ミックスの中域パンチを強化し、低域と高域を滑らかにする。
- Mix Bus Wide: ミックスを広く聞こえさせ、中央部分をクリーンアップする。
- Drum Bus: ドラムバスに統一感を加え、箱鳴りの減少、中域のパンチを少し加える。
- Bass Instruments: 低域を均等にし、豊かで高級感のあるサウンドにすると同時に、中域のクリアさを少し加える。
- Keys/Guitar: シンセ、ピアノ、ローズ、または単一のギタートラックに統一感とプレゼンスを加える。
- Stereo Guitars (Wide): ステレオで録音されたギタートラックに広がりを加え、立体的にする。リッチで包み込むようなサウンドを実現します。
様々な楽器とボーカル、バストラックに使える
ボーカル、ベース、キーボード、ギターをはじめ、ドラムバスやマスターに使ってトラックの音像を調整することができます。
8種類のモードにはそれぞれボーカルやギターなどの名前がついていますが、マスターにBass Instrumentsモードを使ったり、ボーカルにKeys/Guitarモードを使ってももちろんOKです。
シンプルな操作感
モードを選んだら、あとは基本的にAmoutノブをいじるだけ。
Tube-Tech Blue ToneのAmountノブは、8種類のモードごとに異なる比率の各バンドのコンプレッション量、アタック時間、リリース時間などを1つのつまみで操作できる優れもの。
各モードは50%がスイートスポットになるように調整されているそうです。
モードごとのEQ
Tube-Tech Blue Toneの右下にあるEQセクション。
- Low Band: 圧縮後のローエンドを最大 6dB カットまたはブーストします。
- High Band: このノブは、圧縮後のハイエンドを最大 6dB カットまたはブーストします。
2つのバンドのカットオフポイントは、選択されているモードごとに異なります。
実際に使ってみた!Tube-Tech Blue Toneをレビュー
Tube-Tech Blue Toneをボーカルに使ってエンハンス
まずはボーカルにTube-Tech Blue ToneのVocal FocusモードとVocal Clarifyモードの2つを試してみました。
ボーカルがより明瞭になりパンチが加わります。Amountを50%以上にすると、高音域が強めに出るので、うまく調整して自然な空気感を出すと◎
Tube-Tech Blue Toneでドラムバスのディテールを掘り起こす
続いてドラムバスにTube-Tech Blue ToneのDrum Busモード。
真空管コンプの温かみが加わり、金物にリアル感・キックに厚みが出ました。
Amoutを強くすると、スネアに弾けるような気持ちの良いコンプレッションがかかったので、スネア単体やクラップ音との相性も抜群。
Tube-Tech Blue Toneをキーボードに使ってサチュレーション
キーボードにはTube-Tech Blue ToneのKeys/Guitarモード。
サチュレーション(アナログ機材特有の歪み)が少し加わり、トラックに温かみが出ました。キーボードの背景で鳴っているディレイ音の高音部分が強調され、サウンド自体が整ったように感じました。
- Mix Bus: ミックスの中域パンチを強化し、低域と高域を滑らかにする。
- Mix Bus Wide: ミックスを広く聞こえさせ、中央部分をクリーンアップする。
- Bass Instruments: 低域を均等にし、豊かで高級感のあるサウンドにすると同時に、中域のクリアさを少し加える。
- Keys/Guitar: シンセ、ピアノ、ローズ、または単一のギタートラックに統一感とプレゼンスを加える。
Tube-Tech Blue Toneをベースに使ってパンチを出す
ベースには、Tube-Tech Blue ToneのBass Instrumentsモード。
プラグインをONしただけで、粒の揃ったようなよりクリアなサウンドに。
Amount・EQのハイバンドを上げていくとブリッした心地よいベース音に仕上がります。
Tube-Tech Blue Toneをバスコンプとしてマスターに
マスタートラックにバスコンプとしてTube-Tech Blue Toneを使ってみました。
トラック全体にまとまりが出るとともに、マスターに自然な厚みと温かみが増します。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はバスコンプにもエンハンサーにもなる、Softubeの新開発プラグインTube-Tech Blue Toneを紹介しました。
コンプやEQの複雑な設定がとても簡単に、もちろん音も最高なので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
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