テープじゃなくて、磁気ディスクディレイってなんだ!?Pulsar Audio Echorecをレビュー
最終更新日:2024/10/30
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イタリアの磁気ディスクディレイを完全再現したプラグイン・Pulsar Audio Echorec。真空管EM81を搭載した温かみのある個性的なサウンド。3つのコンディションによって付加されるサチュレーション量が異なり、12個のディレイパターンと3種類のモードで幅広表現が可能なエコープラグイン。早速みていきましょう!
目次
イタリアの磁気ディスクディレイを完全再現したプラグイン・Pulsar Audio Echorec
数々のロックバンドに影響を与えたディレイ/エコー
Pulsar Audio Echorecは、1960年代にイタリアのBinson Echorec磁気ディスクディレイを完全エミュレートしたプラグイン。Pink FloydやJimmy Pageなどの70年代のバンドを彷彿させるユニークなエコーやサチュレーションは、テープとは異なる個性的なサウンド。
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磁気ディスクディレイってなんだ!
テープディレイとは違う持ち味の磁気ディスク
円形の磁気ディスクに音を録音し、それを囲むように設置されたヘッドで音を拾うことでディレイを生み出す磁気ディスクディレイ。
磁気ディスクの回転数がディレイやタイムになり、Echorecでは選べる3つのディスクのコンディションによってクリーントーンから汚れたノイジーなディレイまで個性的なサウンドを生み出します。
12個のディレイパターンと3種類のモード
Echorecは、4つのヘッド位置の組み合わせによって異なるリズムの12種類のディレイパターンを搭載。それぞれのパターンに3種類のディレイモードを組み合わせることで幅広い空間表現が可能です。
ECHOは歯切れの良いサウンド、RIPはディレイ音がINPUTにフィードバックされるのでよりリバーブ感のある馴染みやすいトラックにサウンド。SWELLはRIPに似ていますが、小さな部屋(いわゆるSmall Room)を再現するのに使われる設定です。
Pulsar Audioが、サチュレーションとしての使用も推奨している
Pulsar Audio EchorecのディレイOFFモードでは、一切のディレイをオフして名機のサチュレーションを味わうことができます。Pulsar Audio公式のビデオではスネアに使用してトーンを変えていますが、ボーカルやシンセの歪みに使ってサウンドデザインの幅を広げることもできます。
DRIVEを上げることでPulsar Audio Echorecに搭載された真空管EM81をエミュレートした温かみが増し、アナログ的な歪みが加わります。TONEを調整することで、トラックの表情をガラリとがらりと変えることが出来ます。
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