【徹底レビュー】 FabFilter Pro-Q3が「プロ泣かせ」のEQプラグインであり続ける3つの理由

【徹底レビュー】 FabFilter Pro-Q3が「プロ泣かせ」のEQプラグインであり続ける3つの理由

最終更新日:2024/05/18

ミックスマスタリング必須EQ・FabFilter Pro-Q3とは

ミックスを本格的に始める時に、真っ先に購入したいのが品質の高いEQです。

今回紹介するのは、FabFilterの超人気EQプラグインPro-Q3

ミックスマスタリングを自分でするなら必須と言って良いほど定番のイコライザープラグインです。ちなみに筆者はPro-Q3購入以来、Pro-Q3を使わずにミックスをしたことがありません。

今回はPro-Q3圧倒的におすすめなEQプラグインである理由を、その便利機能と一緒にじっくり見ていきましょう

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Pro-Q3おすすめ理由1 | EQ初心者でも「どこを削ればいいか」一目瞭然

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Pro-Q3のリアルタイム分析&スペクトラム・グラブ

EQもとい、ミックスで一番難しいポイントは、「どこ削ったらいいか」です。

Pro-Q3は、リアルタイムでトラックを分析して可視化するだけでなく、中でも特に音が強い部分(スウィートスポット)をいくつか選んでくれるスペクトラム・グラブ機能を搭載。

提案された音域(スペクトル)をつかんで(グラブ)下げるだけで、音の厚みを保ったまま、不要な音域だけを簡単に削ることができます。

このスペクトラム・グラブ機能は便利なだけでなく、EQ初心者にとってはどこを削るべきか学べる非常に良いトレーニングにもなります。このスペクトルグラブはかなりのチートですが、Pro-Q3の真価はこれだけではありません。

上の188Hz部分を掴んで下げた状態

Pro-Q3おすすめ理由2 | 複数のトラックで、干渉している音域の可視化

いよいよ”ミックス段階”で、トラックの音域を見せてくれる

Pro-Q3には、音が集中しすぎている周波数を可視化するコリジョンディテクション機能が搭載されています。

コリジョンディテクション機能をONにすると、音域が似ている楽器同士(たとえばキックとベース、ピアノとボーカル)などの干渉音域を、赤いマスキングで表示してくれます。

ぶつかっている音域が明確にわかるため、削るべき音域も明確にわかり、きちんと削ると赤いマスキングが消えます。

赤くマスキングされている部分が、音が重なっている音域。
マスキング部分を削ると、赤いマスキングが消えます。

本来なら、ぶつかっている音域の見極め→重なっている周波数にマルチバンドコンプを使って圧縮・またはEQで削るという操作が、ほぼ自動で誰でもできてしまいます。まさにプロ泣かせ!

重なってる音域は、ダイナミックEQで”削らずに抑える”のもおすすめ

Pro-Q3は、ダイナミックEQを使うことができるEQプラグイン。

ダイナミックEQとは、コンプレッサーのように入力した音がある音量を超えると音を圧縮する機能を持ったEQのことです。

通常のEQは常に指定の音域を削るので、どうしても音が薄くなってしまいます。ダイナミックEQを使うことで、音に厚みを残したまま大きすぎる場合だけ音を抑えることが可能です。

コリジョンディテクション機能で発見した音域被りには、ダイナミックEQにサイドチェーンを連動させて「音域が重なった瞬間だけ、重なった音域だけを抑える」のがベスト。

サイドチェーンには音域が重なるトラックを設定。GAIN右横の青いボタンがSideChainのON/OFF

ミックスが格段によくなる小技・ダッキングの裏技

少し余談ですが、ダイナミックEQとサイドチェーンを使った先ほどのテクニックは、ダッキングと呼ばれるミックスの小技の一つです。一般的に使われるのは下記のシーン。

  • ・ボーカルと被っているギターの400Hzを、ボーカルが歌っている時だけ3dB下げる
  • ・キックがなっている瞬間だけ同じ低音のベースを下げる

ダッキングの裏技としては、「ボーカルをセンドしてるリバーブに対してボーカルの主要音域をトリガーとしてダッキング」。ボーカルをすっきりと明瞭に保ちながらもサステインで馴染ませられるので、Pro-Q3をゲットした暁にはぜひ試してみてください。

Pro-Q3おすすめ理由3 | 柔軟性が高く自由自在、スタジオ品質EQ

音域を狙って削るならPro-Q3で間違いなし

そもそもシンプルにEQとしての機能が非常に高いPro-Q3

ハイカットやローカットなど、ガッツリ削る際はもちろんですが、わずかな音域の微量な調整にも◎。筆者も長く使っていますが、「不要な音域を捌く」という意味でのイコライジングでは、Pro-Q3一択。

不要な音域を削ったり微調整するのにPro-Q3、アナログ感の温かみを加えるのにPultec Passive EQ Collection、マスタリングにはSoftubeのChandler Limited® Zener-Benderというのが筆者の最近のルーティン。

9種類の即戦力なシェイプ、24バンドまで使用可能

通常のEQ形状であるベルやHP/LPを含む、9種類のシェイプを搭載しているPro-Q3

画面左端をドラッグするとLow Shelf、同じ場所をダブルクリックでLow Cutなど、便利なショートカットも満載。ミックス時、とにかく多用するプラグインなので、こういった「やりたいことがサッとできる直感的な操作性」が、何気に重要。

ノッチ、ハイ/ローシェルフ、バンドパス、ティルトシェルフ、フラットティルトなど、しっかりと狙った音域をカット&ブーストすることが可能。最大24個までバンド(カーブのこと)を追加することができます。

Pro-Q3はこんな人におすすめ

とにかく豊富な機能を搭載しているだけでなく、シンプルにEQとしての完成度が高いPro-Q3は、初心者〜プロまで、「ミックス&マスタリングをする、すべての人」におすすめのEQプラグイン。

  • Pro Q-3の機能まとめ
  • ・ミックスマスタリング品質のスタジオEQ
  • ・9種類のシェイプで最大24バンド
  • ・ダイナミックEQ搭載
  • ・リアルタイム分析
  • ・スペクトラルグラム機能
  • ・コリジョンディテクション機能
  • ・EQマッチ機能
  • ・M/S、L/Rなどステレオ以外のバンドも対応

気になる方はぜひこの機会にチェックしてみてください!

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