Portalレビュー | チート級!モダンで深みのあるサウンドスケープがすぐ作れる、おすすめグラニュラープラグイン
最終更新日:2024/08/09
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目次
グラニュラーエフェクトPortal・そもそもグラニュラーって何?
Portalは、アンビエントやモダンなエレクトロ系のジャンルをする方にとにかくおすすめ。
簡単にランダムで綺麗な深みのあるグラニュラーサウンドスケープを作り出すことができるチート級のプラグインです。
Portalの機能の前に少しだけ簡単にグラニュラーについて説明すると、
グラニュラーエフェクトは、音源やシンセ波形を細かな粒(Grain)に切り刻み、その配置や音程を変化させることでサウンドデザインするプラグインのことです。
切り刻む音の長さや、音源のどこを切り刻むか等によって、退屈な音源にランダムな変化を加えることも、全く違う音源に生まれ変わらせることもできます。
今回紹介するPortalは、録音された音源や、バーチャルインストゥルメントなど様々な形式のトラックに使うことができるエフェクトタイプのグラニュラー。早速見ていきましょう!
Output Portalのダウンロードはこちら
モダンなUIで、端正なグラニュラー
グラニュラー×モダンUIで、新しいサウンドデザインを可能に
Portal最大の特徴は、モダンなカラーとディテールが美しいXYフェーダー。感覚的に動かすことで、あらかじめ割り当てたパラメーターがグリグリと変わっていきます。
後述するグラニュラー機能やエフェクトの各パラメーターを正負どちらの方向にも設定できるので、組み合わせ次第でかなり面白い音作りが可能。
端正なグラニュラーサウンドを生み出すGrain Control
グラニュラーエフェクトであるPortalの核の部分となるGrain Control機能。
sizeを小さくすることで切り刻まれたグラニュラーらしいサウンドにしたり、Sizeを大きくOffsetを調整することで質感を強調した音づくりも可能。
Portalは、このグラニュラー機能を始め、エフェクトパラメーターなどにもモダンなXYフェーダーに割り当てることで、より複雑でオーガニック感のある音の変化を作り出すことができます。
左側のストレッチは、指定した長さだけ音をリピートする機能。XYフェーダーと相性が良く、直感的な操作でフレーズを簡単に作り替えることができます。
7種類のエフェクトと独立した2種類のLFO
Portalには、ディストーションやコーラスなどの標準的なエフェクトの他に、デジタル的な音の劣化を再現するBit reducerなど7種類を搭載。
それぞれのパラメーターは、モダンなXYフェーダーと紐づけて感覚的に操作したり、独立した2種類のLFOと紐付けることで、周期的に変化させることも可能。
特にLFOはグラニュラー機能部分のpitchと相性が良く、気持ちの良いリフを作ることが可能です。
実際にOutput Portalを使ってみたので、レビュー!
今回はPortalをゲットしたので、実際に使ってみました。
プリセットをメインに使いつつ、少しだけパラメータを割り当てたりしています。
チート級のモダンなサウンドスケープが一瞬で作れる
アンビエントや、モダンなエレクトロ系サウンドを使う方はマストで持っていたいチート級のエフェクトプラグインであるPortal。
たった1つの音源にPortalのプリセットを読み込むだけで、モダンかつ深みのあるサウンドスケープ、それもそのままトラックに使えそうな品質のランダム感に仕上がります。
Aphex Twin、Nosaj Thing、yeule、動画後半のかなり深めのプリセットではフェネスを感じさせるようなアグレッシブながらも心地の良いランダム感。
個人的にもっと早くゲットしていたかったプラグインです!
モダンなUIのコントローラーとグラニュラーの組み合わせが◎
PortalのモダンなUIのコントローラーは、ただCoolなだけではありません。
Densityの値によって線の長さが変わったり、Sizeを変えるとドットも連動して大きくなるなど、各種パラメータを表しています。
さらにこのコントローラの操作はオートメーションとして記録できるので、トラックにランダムな変化をつけるのに最適です。