人気のアナログリミッター・Oxford Inflatorのレビューと使い方
最終更新日:2024/10/30
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目次
音圧アップに根強い人気のアナログリミッター・Oxford Inflator
音圧を上げる際に、マスタリングで使用するリミッター。
中でも根強く人気なのがSonnoxのOxford Inflator。
今回はこのOxford Inflatorをゲットしたので、実際に使いながらレビューしていきます。
Oxford Inflatorのダウンロードはこちら
アナログの温かみを加えつつ、音圧を上げる
色付けも、透明にもできる、リミッター
Oxford Inflatorはリミッターですが、かなりサチュレーションを強くすることもできるプラグイン。
真空感系の機材に通したような、アナログ的な歪みが付加できるので音に温かみや豊かさを出すことができます。
Oxford Inflatorを使うことで、元の音に対する倍音が付加されます。
Effectを0にすると、音圧を上げつつ倍音は無しの透明なリミッターとしても使用可能。マスタリングの際にも使えて、必要があればサチュレーションを付加するという使い方も◎
Band Splitモードで、低音に引っ張られずに音圧アップ
Oxford InflatorにはBand Splitモードが搭載されています。
これは入力信号を3つの周波数域に分割して、それぞれの音域に対して音圧アップができる機能。例えば低音が強いトラックにリミッターをかけると、大きな低音がトリガーとなって中高音域がうまく音圧アップできない場合があります。
そんな時にBand Splitモードを使うことで、低音は低音、中高音域はそれぞれ独立して音圧を上げることで、トラック全体をまんべんなく整えることができます。
Curveでサウンドのニュアンスを変える
Oxford Inflatorは前述のように、アナログ歪み的な特性もあるので、Effectが1%以上の時にはInputの値によってサウンドに大きな違いが出てきます。
そのトーンをさらに変えるのがCurveフェーダー。
Curveを上げることで歪みと音量が上がり、高音域がさらに強調されます。
一方で下げると自然に近いアナログサチュレーションを付加するのに最適。