【2024年、今ほしい】モダンで多機能なMultiband X6で、マルチバンドコンプの使いどころをおさらい | Devious Machines プラグインレビュー
最終更新日:2024/11/09
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今回はマルチバンドコンプレッサーMultiband X6を紹介しながら、ミックスとマスタリングにおけるマルチバンドコンプの使い所もおさらい!
4つのコンプモードと3つのオート機能でミックス初心者でも扱いやすく、最大6バンド、M/S対応などプロの現場でもしっかり使えるマルチコンプMultiband X6。
早速みていきましょう!
Devious Machines Multiband X6とは?
誰もが扱いやすい最新のマルチバンドコンプ・Multiband X6
Multiband X6は多機能でモダンなマルチバンドコンプレッサープラグイン。開発元はDevious Machines。
最大6バンドの帯域ごとにコンプを使った圧縮をかけることができ、主にミックス・マスタリングでその真価を発揮します。
音域ごとにコンプをかけると聞くと複雑そうですが、Multiband X6には自動スレッショルド、スマートゲイン、オートレベルマッチングといった機能が搭載されており、ミックス初心者でも比較的簡単に音域ごとの圧縮・バランス調整を行うことがでできます。
3つの特徴的なコンプレッションとエクスパンションというモードを持つMultiband X6は、単一バンドでの使用も可能で、クラシックな圧縮をすることもできます。
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Multiband X6の詳細はこちらMultiband X6の主な機能
プロ水準のマルチコンプMultiband X6
3つの特徴的なコンプレッションモードを搭載
Multiband X6は、シーンに合わせて3つのモードを使い分けることができます。
- Smoothモード:自然で透明感があり過度に音を圧縮することないため、ナチュラルに音量レベルを安定させるのに最適。
- Crunchモード:アグレッシブで特徴的な音質を持ち、音にエッジやキャラクターを付加。
- Punchモード:音のアタック部分を強調し、ダイナミクスに力強さとインパクトを与えるモード。
ボーカルなど、ナチュラルなミックスをしたいトラックにはSmooth、音にパンチやアタックを強調したいドラム、エレキ、ベースにはCrunch、パーカスなどにはPunchを使って音にエネルギーと生命感を与えると良いでしょう。
エクスパンションモード
エクスパンションモードは、音量が特定のしきい値を下回ったときに音量をさらに下げるモードです。これにより、ダイナミクスの範囲を広げ、音の静けさや細かい部分を強調することができます。ノイズの低減や、録音の明瞭さを高めるためにも使用可能。
マルチバンドを初心者でも扱いやすくする・3つのオート機能
自動スレッショルド
自動スレッショルドは、入力レベルから自動的にスレッショルド(しきい値)を調整する機能です。これにより、圧縮しすぎや圧縮不足のない適度なしきい値をスタートラインとすることができます。ここから微調整して最適な圧縮を見つけていくことができるので、ミックス初心者にとってはガイドツール、プロにとっても便利ツールとして使用できる機能となっています。
スマートゲイン
スマートゲインは、トラックの平均レベルやピークレベルを分析し、適切なゲインレベルを自動的に設定する機能。これにより、オーディオのバランスが改善できる上、過度の音量変動を防ぐことができます。
オートレベルマッチング
オートレベルマッチングは、Multiband X6をかける前と後で音量Levelを自動で一致させる機能です。コンプ処理では、音を大きくなったことで音が良くなったと錯覚してしまうミスが起こりやすいプラグインです。
オートレベルマッチングにより、より客観的に圧縮効果を検証することができる上、ミックス中の使用では各トラックの音のバランスがずれることを防ぐことが可能。
マルチバンドコンプ・Multiband X6の使いどころ
ミックスのバランス調整に
ミックス・マスタリングにおいてMultiband X6は非常に重要な役割を果たします。
ミックス時にMultiband X6をマスターバスに使うことで、特定の周波数帯域のみをターゲットにして圧縮可能。楽曲全体の周波数バランスを微調整し、よりプロフェッショナルなサウンドを実現するために使用されます。
マスタリングの最初に
マスタリングの序盤の工程では、リミッターの前に挿入することで大きすぎる周波数がトリガーになって十分に音圧が上がらない現象を回避することができます。
またミックス時の使用と同様にマスタリングにおいてもMultiband X6は曲の雰囲気を大きく左右するプラグイン。うまく使いこなすことで、ノリや空気感を強調したり曲のテイストそのものまで変えることができるとても重要なツールです。
ドラムバスでバランスを整える
Multiband X6をドラムバスに使うことで、大きすぎるキックの低音や、シャンシャンとしすぎているハイハットの高音を抑えることができます。またスネア単体に使って中低音を強調したジューシーなサウンドから、80年代を彷彿させるタイトでサスティン短いスネアサウンドなどを作ることも可能。シンプルなコンプに比べると音域ごとに圧縮できるため、サウンドデザインの幅も広がります。
ボーカルのディエッサー・楽器の不要な周波数の抑制
ボーカルトラックに対して使用することで、「S」や「Sh」などの耳につく高音を抑えるディエッサーとして使うのもMultiband X6のテクニックの1つ。
その他にもボーカルの特定の周波数帯域を強調したり、部屋の反響などを含む不要な低域などを抑えるのにも◎。
同様に、特性として中音域が強すぎるギターや、比較的低音が強くなりがちなピアノの対象音域を抑えることでバランスの取れた音に仕上げることができます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はマルチバンドコンプレッサーMultiband X6を紹介しながら、ミックスとマスタリングにおけるマルチバンドコンプの使い所もおさらいしました。
マルチバンドコンプをしっかり使いこなすことで、ミックスマスタリングのレベルも格段に上がっていきます。
気になる方はぜひこの機会にチェックしてみてください!
ではまた次回!
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