【2024年・最新】サチュレーターのおすすめプラグイン、この7選。
最終更新日:2024/10/30
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現代のミックスに必要不可欠なサチュレーションプラグイン。
今回は真空管・コンソール・テープなどアナログ機材の質感のあるサチュレーションプラグインのおすすめをご紹介。
殿堂入りしているサチュレーターから、2024年発売モデルまで。
早速みていきましょう!
目次
テープ系のサチュレーターのおすすめ
リールテープ特有の質感でボーカルや低音域をサチュレート
まずはテープ系のサチュレーター。
- ・キックやベースなどローエンドには温かさと厚み
- ・ボーカルに質感を
- ・マスタートラックをバスコンプのようにトラックをまとめるのにも◎
など幅広シーンで使いやすく、初めてにもおすすめのサチュレータータイプ。
テープの自然なサチュレーション | UAD Studer A800 Tape Recorder
テープ特有の自然なサチュレーション、上品な質感がおすすめのUAD Studer A800 Tape Recorder。
Studer A800 Tape Recorderは4種類のテープが含まれています。
さらにUK/USタイプのEQ、3種類のテープ再生速度などサチュレーションのディテールを細かく調整可能。
圧倒的な品質からファンの多いUniversal Audio(UAD)の中でも人気のプラグインStuder A800 Tape Recorder。
ミックスに自然なサチュレーションが欲しいという方におすすめです。
Studer A800 Tape Recorderの詳細はこちら人気のテープの特性を活かしたアナログの面白さ | Softube Tape
Plugin boutiqueのテープエミュレーション部門で根強く一番高評価、人気のテーププラグインSoftube Tape。
3種類のリールテープをエミュレートし、テープ特有の温かみのあるサチュレーションが得られます。
Studer A800 Tape Recorderにないかなり低速のテープ速度や、テープの揺らぎシミュレーション、現実では不可能なテープごとのキャラクターの強さを調整できるなど、ミックス以外でも音作りにアナログ感を取り入れることができます。
StrokesやSmashing pumpkins のエンジニアがデザインしたプリセットを収録しているのもアツいですね。
ミックスにもアナログ感を活かした音作りにも使っていきたい、という方におすすめのサチュレーターです。
Softube Tapeの詳細はこちら真空管アンプの温かみに特化 | Radiator
個人的に使用頻度が高いサチュレーションプラグインRadiator。
60年代の真空管アンプを再現したRadiatorは、倍音だけを加える軽い使い方〜荒い歪みまで幅広く使用可能。
セットのLittle Radiatorには、特徴的なサチュレーションがあり、スネアや金物に特有の質感をつけるのに最適。
Dirty projectorsのエンジニアなどプロも愛用しており、真空管の温かみが欲しい場合におすすめのプラグインです。
Radiatorの詳細はこちらSSLコンソールのエミュレーション | SSL Native X-Saturator
コンソールといえばSSL、そしてSSLが開発したサチュレーションプラグインがSSL Native X-Saturatorです。
アナログ・ディストーション回路をエミュレーションしたSSL Native X-Saturatoは、ボーカルの抜けをよくしたり、ドラムに特有のテクスチャを加えるのに最適。
バルブとトランジスタ2種類のサチュレーションをブレンドできて、特徴的なざらつきのある歪みを作ることが可能です。
SSL Native X-Saturatorの詳細はこちら複合型サチュレーションプラグインのおすすめ3選
複数のタイプを搭載した複合型のサチュレーターは、初めての方にもおすすめ。
音色の幅が広いため、音作りにも活用しやすいのもメリットです。
2024年発売・10種類のモデルを搭載したサチュレーター| UAD Verve Analog Machines
2024年に発売されたUAD Verve Analog Machinesは、真空管やアナログテープ、トランジスタなど10種類のモデルを搭載したサチュレーター。
スネアを太くしたり、ボーカルをクリアにしたり、シンセにテープの質感や特有のゆらぎを加えることも、ギターを激しく歪ませることも可能。
全体的にしっかりとアナログ感が加わるので、ミックスに自然なサチュレーションというよりはガッツリ音作り系のサチュレーターという印象です。
2つのつまみだけで簡単にアナログ感を取り入れられるので初心者にもおすすめです。
Verve Analog Machinesの詳細はこちら5種類のアナログサチュレーションモデル | Decapitator
5種類のアナログエミュレーションを収録したプラグインDecapitator。
真空管に特化したRadiatorと同じプラグインメーカーSoundtoysの人気サチュレーションプラグインです。
5つのモデルを搭載したDecapitator。リールテープ、コンソール、真空管アンプ/ディストーションを1つのプラグインで使えるのでコスパも最高。
軽めから激しめまでの幅広いサチュレーションに加え、荒い歪みを生み出すPUNISHボタンも搭載。初めてのサチュレーションプラグインにもおすすめの1台です。
Decapitatorの詳細はこちらアナログの質感をデジタルで使いやすく | Harmonics
Decapitator同様に5種類のサチュレーションタイプを収録したプラグインSoftube Harmonics。
Decapitatorがヴィンテージ機材の忠実なエミュレートなのに対し、Harmonicsはアナログ機材を再現しつつも歪みによるアタック感の減衰を抑えたプラグイン。
ハイパスローパスフィルターは3つのカーブから選択可能。さらに歪みの前後どちらに置くか決めることもできます。
テープ系がないのは残念ですが、マスターに優しいアナログ感を簡単に付加できるMasterモデルが搭載されているのはおすすめポイントです。
Harmonicsの詳細はこちらもしサチュレーター選びに迷ったら?
ミックスにガッツリ使っていきたいという方におすすめなのはSoftube Tape。
自然なサチュレーターとして使えつつ、速度やLPFなどでアナログ感的な音作りも可能です。好みはあると思いますが、筆者としてはテープ系のサチュレーターが一番使いやすく効果もわかりやすいのでコスパが高く感じると思います。
音作りにアナログのフレーバーを、ということであれば2024年に発売されたUAD Verve Analog Machinesがおすすめです。
かなり歪ませたり、テープ特有のゆらぎによるピッチの揺れもしっかりと再現。
ただ今回紹介したプラグインは、どれもおすすめプラグイン。気になるものはぜひこの機会にチェックしてみてください!
そもそもサチュレーションプラグインって?
隠し味として、現代のミックスでほぼ必ず使われているサチュレーター。
サチュレーションプラグインとは、トラックにアナログ感的な歪みを与えるプラグインのことです。サチュレーターを使うことで、真空管アンプやアナログ卓などに通した時の独特の温かみを作ることができます。