【新発売セール】アナログマシン10台搭載のUAD Verve Analog Machinesをレビュー
最終更新日:2024/10/30
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2024年4月4日、Universal Audioが待望の新作プラグインを2つリリースしました!その名もVerve Analog MachinesとVerve Analog Machines Essentials。
本記事では10種類のサチュレーターを搭載したVerve Analog Machinesの特徴紹介・レビューをしていきます。
目次
期間限定!4月30日まで1ヶ月無料のEssentials、Verve Analog Machinesは半額セール!
Universal Audio、待望のオリジナルプラグイン!
アナログ機材のエミュレートに定評のあるUniversal Audio(UAD)が、待望のオリジナルプラグインを2つ発売!イントロセールが期間限定で行われています。
Verve Analog Machines Essentials
Verve Analog Machines
Verve Analog MachinesとEssentialsの違い
2つのプラグインの違いについて、詳しくはこちらで解説しています。
Verve Analog Machinesの特徴
10種類のアナログ感溢れるサチュレーターが1つのプラグインに
Verve Analog Machinesは、真空管やアナログテープ、トランジスタなど10種類のモデルを搭載したUniversal Audioのサチュレータープラグインです。
スネアを太くしたり、ボーカルをクリアにしたり、シンセにテープの質感を加えることも、ギターを激しく歪ませることもできます。Verve Analog Machinesは、様々なトラックやバス、そしてフルミックスの処理にまで使えるサチュレータープラグインです。
サチュレーターのタイプごとに、機能が異なるつまみ
各マシンにはDriveに加えて、各マシンによって異なるコントロールが搭載されています。サチュレーションはもちろん、テープの揺らぎを再現するWowやFlutterなどのパラメーターを簡単に調整することができます。
例えば、overdriveマシンにはテープの揺らぎを調整するwarbleつまみですが、glowにはトーン調整つまみが搭載。各マシンに対してたった2つのパラメータですが、実際に使ってみると驚くほど幅広い表現が可能です。
実際に使ってみた!Verve Analog Machinesをレビュー
今回はギター、ドラムバス、エレピにVerve Analog Machinesを使ってみました。
Rhodesエレピとの相性は抜群すぎる
まずRhodesのエレピプラグイン・Rhodes V8 Pro Virtual Instrumentに、Verve Analog Machinesを使ってみました。
どのサチュレーションタイプとの相性も良いですが、特にsweeten、warm、thickenの3つはアナログテープ特有の揺らぎが、Rhodesトーンの味わい深さを引き出してくれます。ここでテープのゆらぎをなどを調節できるPremiumの良さが出ていると感じました。
一方で強めに歪むdistortは、driveを下げいくことで、真空感特有の甘い温かみを自然に加える用途でも使用可能。しっかりミックスに使えそうです。
ドラムマシン808は、気持ちよくクラッシュ!繊細なミックスにも◎
続いては、D16 GroupのTR-808ドラムマシンエミュレーション・Nepheton 2にVerve Analog Machinesを使ってみました。アナログテープのsweetenをONにした途端、キックの低音に重みが加わります。ミックス時キック単体やベースにもサチュレーションを加えるのにもよさそうです。
今回808を選んだ理由が、808特有のCrushさせたキック音を作りたかったからなのですが、fire、sputterあたりのDriveを上げたアグレッシブながらも甘い歪みの感じがたまりせん。特にドラムバス全体にsputterを使うことで、シンプルなビートをBjörkのような力強い生きもの的サウンドに変えてくれます。
ドープなヒップホップ系のミックスから、インダストリアル系や実験音楽にも使えそうなVerve Analog Machines。
また今回はドラムマシンサウンドに使いましたが、生ドラム系のプラグインのハットにザラザラとしたリアルな質感を与えたり、スネアに厚みを出すのにも活躍すること間違いなし。
Lofiから激し目のディストーションまで、アナログ歪みにおすすめ
愛用のテレキャスにVerve Analog Machinesを使ってみました。アナログテープ系だとsweetが程よくナチュラル目な揺らぎ、warmでかなりLofi的な揺らぎが作れます。ピアノやベル系のシンセも気持ちよく揺らがせてくれそうです。
真空管を搭載したマシン・distortは、driveを下げるとクリーントーンを一層、温かくジェントルにしてくれます。Dirty Projectorsのミックスエンジニアが使っていた方法ですが、真空感系のサチュレーターは隠し味的に使えるので便利です。ボーカルに温かみを加えるのにもおすすめ。
複数タイプのサチュレーターを搭載したプラグインは無数にありますが、Verve Analog Machinesは、たった2つのノブなのに驚くほど幅広い表現が可能。そしてシンプルな分、どれが今のトラックに合うかサクサク切り替えて選べて、とても効率的にミックスを進めていけると感じました。
EssentialsとPremiumの違い
ざっくりとした違いは下記の通り。
詳しくはこちらで解説しています。
Verve Analog Machines | Essentials | |
sweeten | ⚪︎ | ⚪︎ (drveコントロールのみ) |
edge | ⚪︎ | – |
glow | ⚪︎ | – |
warm | ⚪︎ | ⚪︎ (drveコントロールのみ) |
thicken | ⚪︎ | ⚪︎ (drveコントロールのみ) |
vintagize | ⚪︎ | ⚪︎ (drveコントロールのみ) |
distort | ⚪︎ | – |
overdrive | ⚪︎ | – |
fire | ⚪︎ | – |
sputter | ⚪︎ | – |
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