カセットMTRのプラグインPortatronを発見!アナログ心をくすぐる音質と使用感を徹底レビュー!
最終更新日:2024/11/10
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目次
Portatronとは?
まずはざっくり説明!Portatronってどんなプラグイン?
Portatronは、カセットMTRの王道機材であるTascamのPORTAシリーズを再現したRobotic Beanのプラグイン。
カセット特有の音質はもちろん、実機の4トラックMTRで曲作りをしているような感覚を味わえるまさにアナログ心をくすぐるプラグインです。
さらにPortatronは、読み込んだサンプルをメロトロン(ビートルズも使っていたサンプラー楽器)のようにサンプラー的に演奏できる機能も搭載。
「Porta x Mellotron」で、Portatron!
詳しくみていきましょう!
Portatronのダウンロードはこちら
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Portatronの詳細はこちらPortatronの主な特徴
カセットMTRを再現した超ニッチなプラグイン
1970年代後半から普及し始めたカセットMTR(マルチトラックレコーダー)の中でも、人気の機種だったTascamのPORTAシリーズを再現したプラグインPortatron。
最近ではレコードやカセットテープが再注目されていることもあって、インスタ
などでもPorta02などを使ってアンビエントループを作っている動画もよく見かけます。
Portatronは、この4トラックMTRをDAW上でプラグインとして使うことができるという、なんともニッチなプラグイン。
実際に使ったレビューは後ほど詳しく書いていますが、めちゃくちゃいいです!
正直、実機を買う前にこのプラグインに出会いたかった・・・。
4トラック、逆再生、テープ速度変更
Portatronは、4つの独立したトラックにサンプルを読み込む形で曲やループを作っていきます。
もしDAW上の各トラックにカセットMTR的なエフェクトをかけたいということであればPortatronではできないので、代わりに同じくカセットMTRプラグインのTASCAM PORTA ONEを使いましょう!
トラック全体を逆再生させるREVボタンや、TAPE Speedを操作するつまみのほかに、通常のテープとクロマテープを切り替えるスイッチも搭載。
4つのトラックは波形の形でも表示させることができます。
サンプルごとのピッチのストレッチや逆再生、ループもドラッグするだけで完了。
実機のMTRだと波形も見えず、録音開始も毎回テープを巻き戻して失敗したら取り直してという手間がかかるので、デジタルのありがたみを感じるプラグインです。
筆者は実機のカセットMTR PORTA02を数年前に購入しました。最初はいちいち巻き戻す手間も愛おしいですが、作るたびに増えていくカセットテープやループできない不便さから、現在ではほとんど使わなくなってしまいました・・・。
ただカセットMTRで録音した時の音質自体はめちゃめちゃ気に入っていたので、Portatronを見つけた喜びたるや!
4つのトラックには独立したEQ・PAN・フェーダーと、アナログ的なサチュレーションのためのDRIVE。
搭載されているDelay/Reverbへのセンド調整が可能です。
メロトロン的なバーチャルインストルメント機能
Portatronは、読み込んだサンプルをメロトロン(ビートルズも使っていたサンプラー楽器)のようにサンプラー的に演奏できる機能も搭載しています。
トラックにサンプル音(例えばピアノの1音のサンプル)を読み込むと、各鍵盤に音階が割り当てられ、MIDIキーボードや打ち込みをするとバーチャルインストゥルメントとして使うことができます。
もちろん読み込まれたサンプルには、カセットMTRの質感が付加されます◎
Portatronを実際に使ってみた!レビュー
カセットテーププラグインとも違う独特の質感
現代にカセットMTRを使うメリットは、
- ・4トラックなどの縛り内で制作する面白さ
- ・カセットの質感をDTMに取り込めること
の2つだと思います。
実際にビデオ内でも4トラックを使って簡単に1ループを作っていますが、トラック数制限があるからこそループとして面白い音ができたように思います。
ビデオ内では4小節程度でループしていますが、何小節でも増やしていくことが可能です。
カセットテープの音質を再現した高品質なプラグインは多くありますが、Portatronの音質はカセットテープなのですが、カセットMTRを使った時の音。
特に入力過多で歪んだ高音域は、まさに実機のPORTA!
完全に好みですが、色々なカセットテーププラグインを使っても欲しい質感が得られなかった方はぜひ試してみてください。
逆再生とテープ速度の変更がアツい!
「カセットMTR、欲しいな〜」
と思う方は共感していただけると思うのですが、やはりテープの速度を変えられるのは激アツです。
またPortatronの逆再生機能は、
- ・トラック全体の逆再生
- ・トラックごとに独立した逆再生
の2つのパターンがワンクリックでできちゃいます。
これは他のカセットテーププラグインではみたことがない機能、そして実機のカセットMTRではできない操作です。
また実機のMTRだと、カセットに録音していく作業にも時間がかかりますが、そこからDAWに再度デジタル録音し直すことになります。
Portatronだとそうした大変な作業をしなくてすむので、個人的には実機よりもおすすめです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はカセットMTRプラグインPortatronをご紹介しました。
実機とプラグインを使い比べた結果、個人的にはPortatronの方がおすすめですが、完全に好みなので、ぜひ機会があれば実機も使ってみると良いと思います!
Portatronのダウンロードはこちら
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Portatronの詳細はこちらではまた次回!