UADのバスコンプManley Vari-Muは、トラックを透明でなめらかで自然な仕上がりに
最終更新日:2024/11/01
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目次
Universal Audio Manley Vari-Muとは?
人気の真空管バスコンプManley Vari-Mu
Manley Vari-Muは、バスコンプとして人気の真空管コンプ。
バスコンプとはトラック同士を接着することで、うまくまとまりを出すために使われるコンプレッサーの1種類。
人気なものにShadow Hills Mastering Compressor Class AやSSL Native Bus Compressor 2他、Pulsar Audioが出しているMuなどがあります。
Manley Vari-Muのダウンロードはこちら
Manley Vari-Muの詳細はこちらなめらかなで透明感のある真空管コンプ
Manley Vari-Muは、非常になめらかで透明感のある真空管コンプレッサープラグイン。Manley Labsの人気コンプであるVariable Muを忠実に再現しています。
Manley Vari-Muの特徴は、非常に自然で温かみのある倍音(サチュレーション)、ビロードのようななめらかなゲインリダクション、驚異的な透明性。
どれをとっても超一流としか言えない最高のクオリティのプラグイン。
トラックを接着しつつ、ディテールを輝かせる人気のバスコンプ
Manley Vari-Muはバスコンプとして定評のある真空管コンプレッサーです。
前述のようにトラック同士を糊のようにくっつけることからグルーコンプとも呼ばれ、マスターバスやドラムバスなどに使用してミックスをレベルアップさせる手法の1つです。
Manley Vari-Muを使うことで高音域に明瞭さを与えつつトラックをリッチにまとめることができます。
ドラムや複数のボーカルを1つのトラックに集めたBUSトラック、またはマスターバスに使用する際には遅めのAtackと早めのリリースで、スレッショルドはメモリが1くらいが目安です。
比較:Pulsar MuとUADのManley Vari-Muの違い
同じくVariable Muを再現したバスコンプPulsar Muも非常に人気ですが、Manley Vari-Muとの違いについて比較してみました。
音の特性:Manley Vari-Muはよりなめらか、Pulsar Muは温かみ
ミックス済みの同じトラックに2つのプラグインを使ってみたところ、どちらもバスコンプとしての優れた効果があった上で、質感の違いを感じました。
Manley Vari-Muは、より自然で滑らかな質感が加わり、奥行き感もやや増すような印象を受けました。
Pulsar Muは、トラックに温かみが加わり、ミックスバス自体もブライトになったような印象を受けました。
同じVariable Muを再現したプラグインとはいえ、真空管を使ったアナログの実機なので個体差もあったはず。
サイドチェーンの機能とUIはPulsarが上手
Pulsar Muには、波形と圧縮度合いが視覚的にわかるメーター表示に切り替えられます。
また、サイドチェーンEQが搭載されているため、サイドチェーンで入力した音源のどの音域をトリガーにするか設定できます。
UIやサイドチェーンEQに関してはPulsar Muがリードですが、どちらのプラグインもM/Sモードは可能◎
2つのプラグインでスレッショルドが違う?
Manley Vari-Muでメーターが1あたりを指す、バスコンプとしてちょうど良い設定をPulsar Muで同じく設定するとメーターが6を指しました。
Pulsar Muでも同じようなちょうど良い設定にするには、Inputを下げるかThresholdを上げるか。
同じバスコンプのSSL G-seriesもSSL Native Bus Compressor 2とWAVESバージョンで奥行き感やパンチが違うように、今回のUADとPulsarでもやはり違いがあって面白いですね。
完全に好みとジャンルの問題なので、気になる方はぜひ一度トライアル版などで試してみましょう!ただ、どちらを選んでも最高のバスコンプ!