【売ってもOK】自作DTMプラグイン、Kontakt GUI Makerならたった10分で完成!やり方も解説
最終更新日:2024/10/30
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今回は2024年4月に新発売された、Kontaktインストゥルメントを作れるアプリ・Kontakt GUI MakerとKontakt7でプラグインを作ってみたので、作り方を解説していきます。Mac・Windowsに対応。
自作して完成したものは、売ってもOKということで、アイディアがあるけどプログラミングができなくて断念していた方にはピッタリですね!
早速みていきましょう!
目次
まず完成したプラグインがこちら
今回作成したのは、中央の3つのボタンを押すと、割り振られたサンプルが鳴るというKontakt用のバーチャルインストゥルメントプラグインです。
出音に対して右側にある3種類のFX(Reverb、Delay、Saturation)と左側のEQをかけることで音作りをすることができます。
さっそく作ってみる、まずは環境設定
今回の環境設定は、必要なソフトをDLして指定の場所に配置するだけでOKです。
必要なソフト
・Kontakt GUI Makerはこちら
・Kontakt7はこちら
※Kontakt Playerではなく、フルバージョンが必要となります。
なお、Kontakt GUI Makerは無料でデモ版が使えるので、気になる方は一度試してみましょう。デモ版はこちら
Kontakt GUI Makerのライブラリを配置
ダウンロードしたKontakt GUI Makerファイルを解凍すると、こんな感じ
この中の「Kontakt GUI Maker」フォルダをLibary/Application Support/直下に移動させます。
これで下準備完成です。
ボタンなどのUIパーツを配置
Kontakt GUI Makerを開いてプロジェクト名を入力したら、
操作画面が現れるので、左側のパネルからボタンやノブなど必要なものをドラッグして配置。
ボタンの色などは右側のAppearance画面で変更できます。
それぞれのボタンに機能をつけていく
ボタンにサンプリング音源を割り当て
Kontaktは16個のサンプル音源をA~Pのレイヤーに分けて管理しています。まずは、どのボタンがどのサンプルレイヤーに対応するか設定しましょう。
各ボタンを選択して、右側のActionパネルからA、B、Cとそれぞれ違うレイヤーを選択。
ここで作ったUIを一度コンパイル(Kontaktで使える状態に変換)します。
先ほど環境設定で追加したフォルダ内のprojects/プロジェクト名/Samples内にサンプルを追加。
同じフォルダ内のプロジェクト名.nki(この場合だとTESTPlugin.nki)をクリック。するとKontaktが立ち上がるので、左上の歯車のようなマークをクリック。
立ち上がったサンプラーに、先ほど追加した音源をドラッグすればOKです。
Aの音はSampler_layer_AをクリックしてC1のキーに、Bの音はSampler_layer_BをクリックしてC#1のキーに、というふうにドラッグしていきましょう。
ここでKontakt GUI Makerに戻って、画面上部からSample Latyer画面を開きます。
A、B、Cと対応するノートの高さをそれぞれC1、C#1、Dというふうに設定してあげれば完了です。
エフェクトなどの機能を実装
配置したボタンやノブをダブルクリックしたらKontakt7内のパラメータと連動している機能を実装することができます。
かなり細かくカスタマイズ可能
ベロシティや、つまみとフィルターをどの程度連動させるか、などかなり細かな設定が可能です。
さらに詳しい部分は下記の公式チュートリアルが英語ですが、非常に丁寧です。
最後に背景画像を追加して完成!
背景画像は最初に追加してもOKです。デフォルトの画像を使うことも、オリジナルの画像を使うことももちろん可能。
今回はちょっとサイズ感を見誤って大きくなりすぎたので、細かくコンパイルしながら調整する方が良いですね。
10分くらいで1つのプラグインが完成。これは一度試す価値あり!
以前VSTをプログラミングから作った際は、環境設定だけでも1日潰れましたが、Kontakt GUI MakerとKontakt7を使うと、たった10分ほどでプラグインを完成させることができました。簡単すぎる!
自作プラグイン作りたいけど、プログラミングわからないという方はぜひ一度試してみてください!
Kontakt GUI Makerのダウンロードはこちら
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Kontakt GUI Makerの詳細はこちらKontakt7のダウンロードはこちら
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