【キック&ベースのミックス】だれでも簡単にダッキングできるプラグインDevious Machines Duckをレビュー
最終更新日:2024/01/18
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今回は誰でも簡単にダッキングができるDevious Machines Duckをご紹介!
コンプの複雑な操作なしで簡単にダッキングすることができる上に、コンプでの再現が難しいノリやグルーヴを生み出すこともできるDuck。
キックとベースのミックスを超簡単にしてくれるコスパも◎なプラグインです。
早速みていきましょう!
そもそもダッキングとは?
ダッキングとは、
- ・キックが鳴っている時にベースの音を圧縮する
- ・ボーカルが歌っている時に伴奏を圧縮するなど、
特定の楽器が鳴っているタイミングで、ターゲットトラックの音を圧縮して音域の重なりを整理したり、ノリ・グルーヴを生み出すためのミックステクニック。
低音同士は音が集中しすぎてミックスの際にマスタートラック自体が飽和してしまいがちなので、ダッキングをして音域を整理するのが◎
キックとベースや、ボーカルと被ったピアノやギターを抑える際に使われるテクニック。ただし、コンプを使ったダッキングにはアタックタイム・リリースタイム・スレッショルドなどの設定が必須なので、ミックス初心者には少しだけ敷居が高いテクニックかもしれません。
今回はこういった複雑なコンプの設定を省いて、プロクオリティのダッキングを実現してくれるプラグインDuckを紹介していきます。
Devious Machines Duckとは?
だれでも簡単にダッキングできる魔法のプラグイン
Duckはダッキングに特化したDevious Machinesのプラグイン。ポンピング効果やダッキング効果を簡単にトラックに与えることができます。またシェイパーを使うことでトラックにノリとグルーヴを簡単に作ったり、サウンドデザインに使うことも可能。
この価格帯でここまでできるDuckは相当コスパの良いプラグインですね。
Devious Machines Duckのダウンロードはこちら
Devious Machines Duckのダウンロード・商品詳細はこちら
Duckのダウンロード・商品詳細はこちらダッキング専用のプラグインなんて必要?
普段コンプレッサーを使ってダッキングをしているDTMerやエンジニアとしては、
「ダッキング専用のプラグインなんて必要なのか?」
と感じてしまう方もいると思います。
そういう筆者も、普段からダッキングにはマルチバンドコンプを使っているので正直なところ、実際に使うまではダッキング専用プラグインの便利さに気づけませんでした。
ただ実際に使ってみると、
- ・波形を見ながらダッキング量を調整できる
- ・コンプでは調整の難しいアタックとリリースを直感的に設定可能
- ・コンプでは再現できないノリも作れる
など、非常にメリットの多いプラグインDuck。
その性能について詳しくみていきましょう。
Devious Machines Duckを実際に使ってみた!主な機能を紹介
視認性はもちろん、スイスイ動く操作性がとても良い
Duckのメインの機能はエンベロープシェイピング。プラグイン内でベジェ曲線を動かすことで、ダッキング効果はもちろん、トラックに弾むようなグルーヴを与えたり、トレモロのような効果を作ることも可能です。
自分で操作する曲線はダブルクリックすることで簡単に頂点を作り、ドラッグでスムーズに変形させることができます。曲線の背後にはトラックの波形がリアルタイムで表示されており、作った曲線の効果がどの程度反映されるかかが一目瞭然。
この視認性と操作性の良さがDuckの持ち味の1つです。
キックとベースのミックスに、これ1つで格段にレベルが上がる
キックが鳴っている時だけベースをダッキングさせ音量を下げる、というのが低音域のミックスのセオリーの1つです。Duckはこの工程を、複雑なコンプの操作なしで可能にします。
特に低音域はちゃんとダッキングできているかわかりにくい部分でもあるので、チェイピングツールを使いながら波形をみてしっかりダッキングすることで、ミックスのレベルが格段に上がります。
トラックに、欲しいだけのノリとグルーヴを作れる
Duckを使うことでグルーヴ感やノリを簡単に作り出すことができます。
シェイパーを使って自然なグルーヴからEDMのようなうねるノリまで、Duckで作れる範囲は非常に広いです。
また1ループの始点と終点がリンクされているので、次の一回りへの繋ぎも自由自在。
1ループの速度も17種類から選べ、ポリリズムなどの複雑なリズムにも対応しています。
サウンドメイキングにもガッツリ使えるエンベロープシェイパー
Duckでできることは、ダッキングだけではありません。エンベロープをカスタマイズすることで、まるでシンセを1つ手に入れたかのような幅広いサウンドデザインをすることが可能です。トレモロやグリッジのようなエフェクトの他に、トラックをグラニュラー風のダイナミクスにアレンジしたり、ギターやピアノのアタックを緩やかにしてボリューム奏法のように使うなど表現の幅は無限大。
サイドチェーン有無とトリガー量・周波数ごとなど自由自在
Duckはサイドチェーンなしでも動作しますが、サイドチェーンにトラックを紐づけることも可能。例えばボーカルが歌っているときだけピアノの音を下げたり、キックが鳴っているときだけベースを下げるなどよりシビアなダッキングを実現します。
サイドチェーン使用時にどれだけトリガーさせるか調整できるTrigger Level、低音域と高音域を切り分けて効果を与える量を選べるのも非常に使いやすいポイント。
まとめ
今回は誰でも簡単にダッキングができるDevious Machines Duckをご紹介しました。
コンプの複雑な操作なしで簡単にダッキングすることができる上に、コンプでの再現が難しいノリやグルーヴを生み出すこともできるDuck。
気になる方は、ぜひこの機会にチェックしてみてください!
ではまた次回!
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