【2選】用途で選ぶコーラスプラグイン・おすすめはこの2択。
最終更新日:2024/11/10
※本サイトには、アフィリエイト広告またはプロモーション記事が含まれている場合があります。
お金を払ってまで使いたいコーラスプラグインは、正直この2択!
ミックス用途なら自然なコーラスで馴染みやすいArturia Chorus DIMENSION-D。ボーカルやベースへの使用がおすすめ。ギターやシンセ、エレピの音作りならCE-1を再現したUAD Brigade Chorus Pedal。早速みていきましょう!
自然なコーラス・ミックス用途なら | Chorus DIMENSION-D
Rolandの名機・Dimension D SDD-320を忠実に再現
Arturia Chorus DIMENSION-Dは、Rolandの名機・Dimension D SDD-320を忠実に再現したプラグイン。
0〜4までの5つのボタンと、ステレオを選ぶモードボタンしかないミニマル設計。あまりにシンプルすぎる見た目、操作できるパラメーターも見つからないので、なめられがちなプラグイン。
ナチュラルめなコーラスで、ボーカルやベースにおすすめ
シンプルな見た目ながら、長い間ミックスエンジニアが好んで使ってきた理由がわかる、非常にナチュラルなコーラスの雰囲気。
特にボーカルのダブラーとして使ったり、ベースの高音域部分にかけて音に広がりを出す際に非常に重宝されます。もちろんギターの音作りにも使えますが、 ギターメインで選ぶならUADのBridge Chorusの方が、かなり深めのコーラスサウンドも作れるのでおすすめです。
Arturiaがまたやらかした。実機にない追加機能
開発元のArturiaは、今回のような名機と呼ばれる機材をプラグインとして再現することが多いのですが、その多くで実機にはない素晴らしい機能を追加しています.
今回のChorus DIMENSION-Dでは、実機にはないオシレーターのシェイプを変える機能、アナログ機材特有のサチュレーションのモードを切り替える機能。
さらにコーラスのかかり具合や広がりを調整できる機能など、実機のかゆいところが解消されたプラグインとなっています。
コーラス特有のうねるような感じが苦手だけど、ミックス時に音に広がりを出したいというような方におすすめです。
UADのStudio D Chorusとの比較
Roland Dimension D SDD-320の再現モデルを検討する場合、 もう一つ候補に上がるのがUniversal AudioのStudio D Chorusです。
Chorus DIMENSION-Dの詳細はこちら
ArturiaのChorus DIMENSION-Dとの違いは、下記の三点。
- ①UADのメリットはコーラスモードの複数のボタンを押すことができる(Arturiaは4+1-3で最大2つまで) これによってコーラスに微妙な音の変化をつけることができます。
- ②Arturia では、前述した4つの実機にはない機能がある。(UADでは音の広がりやMIX/WETも変えられない)
- ③音圧と質感に微妙な違いがある。
①②についてはどちらを取るかという話なのですが、個人的にはコーラスモードの複数のボタン押すことができるよりミックスウェットの調整ができる方が実用的なので
Arturiaを選ぶかなという感じです。
ただ③に関しては、完全に好み。
Arturia版は、微妙に音圧が上がり音が太くなったように感じます。特にベースやボーカルに厚みやインパクトを出したいならこちら。
UADは音圧こそドライサウンドのままですが、 滑らかなテクスチャーは、ミックスの中で ボーカルを際立たせるのに最適。
ちなみに筆者、最初UADを使っていましたが、細かい部分まで調整できて便利なので現在はArturiaを使っています。参考までに。
Chorus DIMENSION-Dのダウンロードはこちら
Chorus DIMENSION-Dの詳細はこちら
ギターの音作りや激しめのコーラスに | UAD Brigade Chorus Pedal
Boss CE-1 Chorus Ensemble
コーラスの代名詞と言えばBoss CE-1かJUNOですが、UAD Brigade Chorus PedalはCE-1を再現したプラグイン。
先ほど紹介したDIMENSION-Dとは異なる質感、より強めのコーラスのかかり具合で、ミックス段階と言うよりは音作りの段階で使いやすいプラグインです。
ギターやエレピの音作りには、これで間違いなし
温かみがありつつも広がっていくようなコーラスは、まさにCE-1特有。 ギターやエレピの音作りに最適なプラグインです。
Brigade Chorusでは、 DualとClassicの2種類のモード、さらにコーラスとビブラートという2つのエフェクトを切り替えることができるので、幅広い音作りをすることができます。
ちなみに今回紹介しなかったJUNOのコーラスは、JUNO-06というシンセに搭載されたことで人気となったコーラス。
本家のJUNOコーラスは1・2のモードを切り替えるだけだったのでシンプルながら、かなり強めにJUNOの音が出てしまうので正直使いづらいというのが 筆者の感想です。ただもしこのJUNOの音が好きなら、 最初に紹介したDIMENSION-Dと同じ開発元のArturia製が細かなパラメーターを操作できておすすめです。
UAD Brigade Chorus Pedal のダウンロードはこちら
Brigade Chorus Pedalの詳細はこちら