【解説】Auto-Tuneの5つのシリーズの違い&おすすめプラグインはこれ!
最終更新日:2024/10/30
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目次
5種類のAuto-Tuneの違い
オートチューンには5種類のモデルがありますが、各プラグインの目的は明確に分かれています。
- Auto-Tune Pro: 全ての機能が揃った業界標準のボーカルピッチ補正ツール
- Auto-Tune Artist: ライブパフォーマンス用のピッチ補正
- Auto-Tune EFX+: エフェクトでボーカルのサウンドデザイン
- Auto-Tune Access: エントリーモデル(ケロケロ専用)
- Auto-Tune Hybrid: Avid社DSPハードウェア専用
もう少し詳しくみていきましょう。
用途に合わせた、おすすめのAuto-Tuneを紹介
ボーカルのミックスに使いたい→Auto-Tune Pro
Auto-Tune Proは、プロ品質のピッチ補正・最大4人までのハモリを作れるプラグイン。ボーカルのミックスにおすすめです。
表現の自然さを失わないピッチ補正のFlex Tuneや、ボーカルの個性である自然なビブラートを保ちながらピッチ補正を行う機能・Natural Vibratoなど、元の声を生かしながら音程を補正する機能が豊富に含まれています。
自動でピッチ補正してくれるAutoモードが有名ですが、Auto-Tune Proでは1音ずつの細かな調整も可能。自動モードはかなり精度が高いですが、ミックスするのであれば細かな調整も必要になるので、この機能はマストで欲しいところ。
Auto-Tune Proの詳細はこちら
エフェクトでボーカルの品質を上げたい→Auto-Tune EFX+
詳細ピッチ補正が付いていれば、これ一択でも良いくらいの多機能プラグインがAuto-Tune EFX+。
ピッチ補正だけでなく、多彩なエフェクトを組み合わせてボーカルをデザインしたり、聞き違えるような品質アップが可能です。
搭載されている10種類のエフェクトは、単品のAntares製品として販売されている機能の一部なので、非常に高品質。カオスなサウンドから上品なピッチシフトまで幅広い音作りが可能です。
オートチューンの基本機能と強力なエフェクトラック、メロディックパターンジェネレーターの組み合わせで、より創造的なワークフローを実現するプラグインです。
Auto-Tune EFX+の詳細はこちら
ライブパフォーマンスでピッチ補正→Auto-Tune Artist
もしライブでAuto-Tuneを使うのであれば、おすすめはAuto-Tune Artistです。
Artistは、前述のようにライブパフォーマンスを想定したモデル。
CPU負荷が低く、低遅延に特化しているので、ライブ中でも音を外す心配をせずに歌とパフォーマンスに集中できます。
Pro同様に自然なピッチ補正であるFlexTuneやNatural Vibratoも搭載。
Auto-Tune Artistの詳細はこちら
HybridとAccessは除外
エントリーモデルのAccessは、ケロケロボイスを作るだけの用途であれば良いですが、自然なピッチ補正をするのは少し難しいと思います。(もちろん他のモデルでケロケロボイスは作れます)
また5つ目のHybirdは、通常のDAWを使っている方は無視してOKです。
プロ品質のピッチ補正もFXも欲しくて、ライブもする方にはこれ
特にライブで使う方は使用機材で一度トライアルしていただく前提ですが、Auto-Tune ProとAuto-Tune EFX+の組み合わせがおすすめです。
ライブ用のAritistの基本機能はProが持っているので、実際に使ってみて問題なければライブにもProで挑めます。FXはAuto-Tune EFX+にしか搭載されておらず、ミックスにピッチ補正を使うなら詳細機能が含まれたProが必須。
ただし2つ買うと本当に高いので、Auto-Tune Unlimitedがおすすめです。
Auto-Tune Unlimitedは、月額制のサブスクでAuto-Tuneシリーズを含む23種類のプラグインが使い放題。
必要な時だけ入れるので、結果的にとてもお得にAuto-Tuneを使うことができます。
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Auto-Tune Proを単体購入すると£455、日本円で8万7千円(2024/5/4現在)。
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- ・月間プラン £24.99/月 (= 4,800円)
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ここで裏技ですが、
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しかも毎月、購入者にプラグインの無料プレゼントがあり、執筆時の2024年5月は人気マスタリングツールOzone 11 Elementsがもらえます!
さらにポイントも貯まるので、次回の購入はさらにお得!
実際に筆者も今月からAuto-Tune Unlimitedを使い始めたのですが、23種類のプラグインが全部使えるのはかなり嬉しいです!
特にピッチ補正はもちろん、100種類以上の人気マイクエミュレーションを使えるMic Mod EFXや、人の声帯の形状をモデリングしたTHROAT、ボーカル特化のサンプラーAuto-Tune Sliceなど、実用的で面白いプラグインが豊富。
1つのプラグインを買い切りで2年半使うよりも、これだけ豊富なツールを思う存分使える方が、コスパも満足度も高いのではと思います。
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