【CT-S1000V】DAWからMIDI出力でVocal Synthesisに歌わせる方法

【CT-S1000V】DAWからMIDI出力でVocal Synthesisに歌わせる方法

最終更新日:2023/02/14

今回はCasioのキーボードCT-S1000Vに関するニッチなトピック。

DAWからMIDIノートを出力してVocal Synthesisで歌わせる方法についてご紹介していきます。

手順

PCとCT-S1000VをUSBで接続

MIDIキーボードとして使う時と同じくUSBで接続します。

この時PlayモードをNoteに切り替えておきましょう。

(1語1語歌わせない場合は省略)

MIDI出力用トラックを用意

Logic proならExternal MIDIを選択してトラックを作成。

そのほかのDAWでもMIDIを出力できる形式のトラックを用意しましょう。

ついでに歌わせたいメロディを作っておきます。

プログラムチェンジ・MSB・LSBの変更

MIDIのプログラムチェンジを行います。

Logicで行う場合はちょっとクセがあるのでこちらにやり方をまとめました。

CT-S1000Vのマニュアルの276ページに歌音色一覧があるのでこれを見ながら進めます。

試しに1つ目の「Do you hear the music?」は

プログラムチェンジ → 0

MSB → 108

LSB → 0

なので、それぞれ設定します。

楽器名(Info)が「Do you hear the music?」と対応していませんが、設定はこれでOK

再生すれば鍵盤を押した時のようにCT-S1000Vが歌い始めます。

自作のリリックを再生したい場合

まずはアプリを使って通常通りCT-S1000V本体にリリックを追加。

あとはプログラムチェンジの100番以降を選択すれば、出力されたMIDIに合わせてVocal Synthesisが歌い始めます。

パラメーターも操作できる便利機能

そもそも自分がMIDI出力でVocal Synthesisを使いたかったのは、鍵盤を弾きながらの音作りが大変だったため。

MIDIコントロールを追加することで、Attack timeやリバーブなどのエフェクトもDAW上で調整できるので、

ループさせて歌わせつつ音作りができて非常に便利です。

現状できないことや注意点

ボーカルの変更

現状、DAWからボーカルを変更することは出来なさそうですが、Registration機能を使っていくつかの種類のボーカルを用意して、MIDI出力の際に呼び出すことでボーカルを変えることは出来ます。

リリックを最初から再生

MIDI出力はできたけど、リリックがずれていく。

もしかしてクロック設定とかすれば解決するのかもしれませんが、自分はプログラムチェンジをもう一つ用意。

最初から再生したい時にそのダミーを一度選択するとリリックが最初からになります。

Play Modeの切り替え

MIDIを出力トラック作成前にNOTEに切り替えておけば問題ないですが、プログラムチェンジまで終わっている場合、一度別のトラックを選択してCT-S1000Vの気が逸れているうちに本体側で変更しましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

CT-S1000VのVocal SynthesisをDAWから操作&歌わせる方法の紹介でした。

ちなみに実際にMIDI出力で歌わせたトラックがこちら

ベロシティやPitchベンドも作り込めるので、意外にも即興で弾くよりニュアンスが出しやすいと感じました。

ちなみにこのトラックのベースはこちら1つ目で紹介したソフトシンセです。無料とは思えないクオリティ。ぜひ使ってみてください。

また次回!

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