【Kontakt 8レビュー】高品質な900種類以上の楽器を搭載した、Native Instruments最新版の実力!
最終更新日:2024/11/28
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目次
人気のNative Instruments Kontakt 8 最新版登場!
人気のNative Instruments Kontakシリーズの最新版であるVersion8が登場しました。
900種類以上の楽器からサンプリングされた音源がデフォルトで付属しており、作曲補助機能として音楽理論を知らなくても曲が作れるツールやサンプラーを搭載した豪華なバーチャルインストゥルメント。
今回は実際にKontakt8を使ってみたので、どんなことができるのかを解説しつつ、レビューしていこうと思います。
Kontakt 8のダウンロードはこちら
新しくなったKontakt8の機能と実力
900種類以上の楽器を搭載
新しくなったKontakt8には、900種類以上の楽器からサンプリングされた音源が搭載されています。
ヴィンテージからモダンなサウンドのシンセサイザーや、 アコギやエレキベースなどバンドに使えるサウンド、 即戦力となる90種類のキットを含んだビート。
アイルランドや、日本、キューバなどの様々な地域から集められたエキゾチックなサウンドライブラリー、 ブラスやストリングスなど、オーケストラを構成するサウンドやピアノなど、購入したらすぐに作曲を始められる合計7種類のライブラリーが付属しています。
新機能のLeapでサンプリングループを自在に操る
ループ形式のサンプルがすぐ使える状態でパックになっているLeap。 12種類のエクスパンションが付属しています。
各キーに対してループサウンドが割り当てられており、複数のキーを押すことで、簡単にトラックメイキングができます。 サウンドに関しても、かなり高品質なものが揃えられています。
ディスコ、ファンクやラテン、ローファイ、トランスやソウルなど非常に多くの分野が網羅されているので、ポップスやエレクトロを作る際にもおすすめ。
さくっと1曲作れるので、特に何から始めていいかわからないビートメイキングの初心者や、ボーカルやラップなどのバックで鳴らすサウンドをすぐに作りたい方におすすめ。
一方で、じっくりとトラックを作るのが好きな方にも、アクセントとして非常に高品質なボーカルやループを簡単に取り入れられるのは、便利だと感じました。
シンセ音源とオーガニックサウンドを融合したConflux
Kontakt8に追加されているConflux Instrumentは、オーガニック系とシンセ系のサウンドを混ぜ合わせたサウンドデザインができる機能。202種類のプリセットが初期設定で付属しています。
最近では多くのジャンルで、複数の異なる質感を持つ音をレイヤーのように重ね合わせるレイヤリングが使われることが多いと感じます。レイヤリングをすることで単調なシンセよりも聴きやすいサウンドを作ることができ、 シンプルなオーガニックサウンドよりも、パンチのあるサウンドデザインが可能です。
エディット・パネルを開くと、 サンプルの重なり、具合やフィルターエフェクトなどのほか、シーケンサーやモジュレーションを使って周期的に音を変化させることができ、さらにオリジナリティーな音づくりをすることが可能です。
初心者でも簡単に作曲!コードの知識が不要になった2つの新機能
新機能としてKontakt8 に搭載された2つのツールが非常に便利です。どちらも作曲を補助するツールになっており、特にさくっと作曲したい場合や音楽理論などがよくわからず、どうしていいかわからない初心者の方の曲作りを助けてくれる機能となっています。
作曲補助機能①コード補助Chords
134種類も搭載されているプリセットからコード進行を選ぶだけで、 簡単に曲の基盤となるパートを作ることができます。さらに、キーや13種類のスケールを変更することで、使い切れないほどのコード進行から選べる上、気に入ったコードはドラッグ&ドロップでDAW内で使うことができます。正直かなりチート機能。
打ち込みのデジタル感を減少させるためのタイミングや強弱をずらすヒューマナイズ機能、ピアノやギターを1音ずつ鳴らすようなStrum 機能も搭載されています。
作曲補助機能②フレーズ補助Phrases
181種類もっと搭載されているプリセットから1つ選択すると、キーとスケールに合ったフレーズを呼び出すことができます。
フレーズは、ランダマイズで無限に生成することができる上、前項のコード機能と組み合わせると曲作りが爆速で進みます。
Editモード使うことで、さらに細かいフレーズの調整が可能です。
Kontaktを選ぶ理由とメリット
無料音源や追加の有料Kontaktライブラリーも
いろいろなインストゥルメントプラグインがある中で、Kontakt を選ぶ理由の1つが、ほぼ無限にあると言っても過言ではない追加のライブラリです。
Native Instrumentsの標準追加ライブラリはもちろんですが、様々なプラグインメーカーや個人の方もエクスパンションを配布しています。 有料で使えるエクスパンションがクオリティーが高いと言うのはもちろんですが、Kontakt に関して言うと無料でもかなりクオリティーの高いものが存在します。
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サンプラーとしての機能が充実。自分だけのライブラリーを作成
サンプリングの音源をドラッグアンドドロップするだけで、簡単にサンプラーであるLeapが起動します。
複数のファイルを一括で鍵盤に割り当てたり、1つのサンプルに音程をつけて楽器のように演奏することもすぐにできる非常に便利な使用感。